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J-GLOBAL ID:201702226787393703   整理番号:17A0763768

ハーフサンドイッチイリジウムN-複素環式カルベン抗癌錯体

Half-sandwich iridium N-heterocyclic carbene anticancer complexes
著者 (7件):
資料名:
巻: 46  号: 21  ページ: 6870-6883  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Cpxがペンタメチルシクロペンタジエニル(Cp*),またはそのフェニル(Cpxph=C5Me4C6H5)あるいはビフェニル(Cpxbiph)誘導体,およびCCキレート配位子が異なるN-複素環式カルベン(NHC)配位子である,[(η5-Cpx)Ir(CC)Cl]PF6型の,ハーフサンドイッチ擬八面体ペンタメチルシクロペンタジエニルIrIII錯体を合成し,特徴付けた。3つのX線結晶構造を測定した。Cp*錯体1Aを除いて他の11の錯体1B~4Cはすべて,HeLaヒト子宮頸癌細胞に対して2.9から46.3μMの範囲のIC50値の強力な細胞毒性を示した。HeLa細胞に対する有効性は,Cpxbiph>Cpxph>Cp*の順にCp*上の追加のフェニル置換とともに増加し,そしてph>ブチル>エチル>メチルの順にCC配位子上の鎖置換のサイズとともに増加した。錯体[(η5-C5Me4C6H4C6H5)Ir(L4)Cl]PF6(4C)は最高の有効性を示し,臨床白金薬のシスプラチンより約3倍活性が高かった。錯体1A~4Cはすべて加水分解を受け,その反応速度を調べた。DNA結合は,作用の主要なメカニズムではないと思われる。補酵素NADHからNAD+への水素化物の移動を触媒する,これらのイリジウム錯体の能力を調べた。錯体[(η5-C5Me4C6H4C6H5)Ir(L2)Cl]PF6(2C)と,[(η5-C5Me4C6H4C6H5)Ir(L3)Cl]PF6(3C)は細胞アポトーシスを引き起こし,HeLa癌細胞を錯体の異なるIC50濃度で処理した場合,G1期とG2/M期で細胞周期の進行を阻み,そして反応性酸素種(ROS)の量を劇的に増加させ,これは抗癌活性に寄与すると思われる。この種類の有機金属Ir錯体は,新規な抗癌剤の設計におけるさらなる研究にふさわしい異常な特徴を有する。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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白金族元素の錯体  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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