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J-GLOBAL ID：201702226869705934   整理番号：17A0243303

身体性を有するエージェントとのコミュニケーションにおける言語選択

Word choice in communication with embodied agent

著者 (3件)： 星田雅弘 (立命館大 文) ,  田村昌彦 (立命館大 文) ,  林勇吾 (立命館大 総合心理)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 436(HCS2016 59-89)  ページ： 71-76  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,エージェントの知性と人間の期待が言語コミュニケーションにおける言語選択に及ぼす影響を検討した。コンピュータは人間より語彙に制約があるため,人間は自由度の低い言語を用いてコンピュータと会話しようとする。しかし,コンピュータに人間らしさを加味すれば自由度の高い会話が実現すると考えられる。Pearson(2006)を改良して,エージェントが人間と画像を言葉で伝え合うゲームを行った。教示で高い期待を抱かせ,エージェントが知的に振舞うと,多様な言語に応じてくれるといった期待から人間の言語選択の自由度が上がると予想した。結果,知性が低いと事前の期待によって言語選択の自由度が変化した。また,教示による期待がないと,知性が言語選択に影響した。本研究で得られた知見は,人間-コンピュータ間の言語インターフェースに新たな指針をもたらすと考えらえる。(著者抄録)

シソーラス用語： *エージェント ,  性質 ,  *選択 ,  *言語 ,  知能 ,  思考 ,  自由度 ,  人間機械系 ,  コミュニケーション ,  *ヒューマンインタフェイス ,  *ユーザインタフェイス ,  期待
準シソーラス用語： 身体性 ,  *言語選択 ,  知性 ,  ヒューマンーコンピュータインターラクション

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (11件)：

• Brennan, S.E., and Clark, H.H, ′′Conceptual pacts and lexical choice in conversation,′′ Journal of ExperimentalPsychology: Learning, Memory, and Cognition, vol.22, no.6, pp.1482-1493, 1996.
• Fogg, B. J, ′′Persuasive technology: using computers to change what we think and do Ubiquity,′′ no.5, 2002.
• Garrod, S.C. and Anderson, A. ′′Saying what you mean in dialogue: A study in conceptual and semantic coordination,′′ Cognition, vol.27, no.2, pp.181-218, 1987.
• 小松孝徳,山田誠二, ′′適応ギャップがユーザのエージェントに対する印象変化に与える影響,′′ 人工知能学会論文誌, vol.24, no.2, pp.232-240, 2009.
• 中野有紀子,岡兼司,佐藤洋一,西田豊明, ′′ユーザの視線に気づく会話エージェント-アテンションの知覚と制御を利用した会話の円滑化,′′ The 19th Annual Conference of the Japanese Society for Artificial Intelligence, no.0, pp.221-221, 2005.

タイトルに関連する用語 (4件)： 身体性 ,  エージェント ,  コミュニケーション ,  言語