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J-GLOBAL ID：201702226965992415   整理番号：17A1542112

早強セメントと低収縮型早強性混和材を用いたSFRCによる鋼床版の補強法

著者 (4件)： 野口博之 (日本大 大学院生産工学研究科) ,  阿部忠 (日本大 生産工) ,  川井豊 (日本大 生産工) ,  一瀬八洋 (鹿島道路 生産技術本部)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 17  ページ： 407-412  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,施工環境温度が低温度時において強度発現性を確保し,24時間でコンクリートの設計基準強度24N/mm²を満たす早強セメントに低収縮型早強性混和材を添加したSFRCを用いた鋼床版疲労対策工法について輪荷重走行疲労実験を行い,耐疲労性について検証した。その結果,早強セメントに低収縮型早強性混和剤を添加したSFRCは10°Cの環境において材齢30時間で圧縮強度30N/mm²の強度発現が確認され,コンクリートの設計基準強度を十分に満たすとともに,輪荷重の繰返し走行においてもSFRCの貫通ひび割れが見られず,デッキプレートの局所的な変形から全体的な変形に移行し,鋼床版に発生する貫通き裂の発生を抑制することを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： 道路橋 ,  *鋼床版 ,  疲れ亀裂 ,  *補強材料 ,  デッキプレート ,  *鋼繊維強化コンクリート ,  疲れ強さ ,  膨張セメント ,  早強セメント ,  コンクリート添加剤 ,  輪荷重 ,  走行試験 ,  疲れ試験
準シソーラス用語： 低収縮セメント

分類 (2件)： 鋼橋  (RC06020J) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (9件)：

• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説I,II,2012.
• 土木学会:鋼床版の疲労[2010年改定版],2010.
• 小野秀一,平林泰明,下里哲弘,稲葉尚文,村野益巳,三木千壽:既設鋼床版の疲労性状と鋼繊維補強コンクリート敷設工法による疲労強度改善効果に関する研究,土木学会論文集A,Vol.65,No.2,pp.335-347,2009.4
• 独立行政土木研究所,(株)横河ブリッジ,(株)NIPPO,鹿島道路(株),大成ロテック(株):鋼床版橋梁の疲労耐久性向上技術に関する研究(その2・3・4)報告書-SFRC舗装による既設鋼床版の補強に関する設計・施工マニュアル(案)-,共同研究報告書整理番号第395号,2009.10
• 児玉孝喜,一瀬八洋,加形護,太田孝二,新延泰生:実橋における鋼床版SFRC舗装によるひずみ低減効果,構造工学論文Vol.56A,pp.1249-1258,2010.3

タイトルに関連する用語 (6件)： 早強セメント ,  収縮 ,  混和材 ,  SFRC ,  鋼床版 ,  補強