文献

J-GLOBAL ID：201702227058430792   整理番号：17A1087156

Phanerochaete chrysosporiumによるマンガンによるリグノセルロース系廃棄物の分解:酵素活性と遺伝子転写の証拠

Manganese-enhanced degradation of lignocellulosic waste by Phanerochaete chrysosporium: evidence of enzyme activity and gene transcription

著者 (8件)： HUANG Chao (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  LAI Cui (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  ZENG Guangming (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  HUANG Danlian (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  XU Piao (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  ZHANG Chen (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  CHENG Min (Hunan Univ., Changsha, CHN) ,  WAN Jia (Hunan Univ., Changsha, CHN)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 101  号： 16  ページ： 6541-6549  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リグノ分解菌は,細胞外酸化酵素を産生してリグノセルロースの分解を開始することが知られている。白腐菌によるリグノセルロースの酵素的分解を理解するために,Phanerochaete chrysosporiumがいる稲わらの固体発酵中のマンガンの有機物喪失,マンガンペルオキシダーゼ(MnP)活性,およびマンガンペルオキシダーゼ(mnp)の転写レベルに及ぼす影響を調べた。その結果,マンガンの添加によりMnP活性が向上し,リグノセルロース系廃棄物の分解を促進することが示され,定量的リアルタイムRT-PCRによってmnp1,mnp2およびmnp3の差次的発現を明らかにした。マンガンがmnp転写を指摘し,MnP産生において転写後に機能していることが示唆された。これらの知見より,マンガンで改変したP.chrysosporiumによるリグノセルロース系廃棄物の酵素分解の利用が期待される。

シソーラス用語： Phanerochaete ,  *リグノセルロース ,  微生物分解 ,  マンガン ,  *ペルオキシダーゼ ,  酵素調節 ,  固体培養 ,  稲藁 ,  遺伝的調節
準シソーラス用語： Phanerochaete chrysosporium ,  *マンガンペルオキシダーゼ ,  固相発酵 ,  転写調節

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  微生物生理一般  (EG03051L) ,  農業廃棄物処理  (FB07040X)

タイトルに関連する用語 (9件)： Phanerochaete ,  Chrysosporium ,  マンガン ,  リグノセルロース ,  廃棄物 ,  分解 ,  酵素活性 ,  遺伝子転写 ,  証拠