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J-GLOBAL ID:201702227265640664   整理番号:17A0700263

Al誘導エクスパンシン遺伝子,OsEXPA10はイネの根の細胞伸長に関与する【Powered by NICT】

An Al-inducible expansin gene, OsEXPA10 is involved in root cell elongation of rice
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 132-142  発行年: 2016年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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エクスパンシンは細胞壁ゆるみ蛋白質多重遺伝子族によりコードされている。しかし,ほとんどのエクスパンシン遺伝子の生理的役割はまだ十分に理解されていない。ここでは,機能的にAl誘導エクスパンシン遺伝子,OsEXPA10,C2H2型亜鉛フィンガー転写因子,イネのART1により調節されるを特性化した。詳細な発現解析はOsEXPA10は根で発現しており,同様レベルでシュートであることを示したが,根でのみ発現はAlに応答してアップレギュレーションした。さらに,空間的発現分析は,Al誘起発現は根端(0 3 mm)が,成熟した根には存在しなかったことを示した。発現は,CdやLaを含む他の金属や低pHにより誘導されるなかった。免疫染色はOsEXPA10は根端の全ての細胞に局在していたことを示した。OsEXPA10のノックアウトは,Alの非存在下で根の細胞伸長を有意に減少した。Alの存在下では,OsEXPA10のノックアウトは根の相対的な伸長により評価しAl感受性を変化させなかったが,ノックアウト株の根細胞壁は,野生型イネのそれと比較して少ないAlを蓄積した。まとめると,著者らの結果は,根端で発現するOsEXPA10は根細胞伸長に必要であるが,イネにおける高Al耐性へのこの遺伝子の寄与は小さいことを示した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  発生,成長,分化 

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