センサクラウドのためのコンテクストを考慮した情報管理手法

加藤槙悟; 新熊亮一; 山口和泰

文献

J-GLOBAL ID：201702227270772708 整理番号：17A0274152

センサクラウドのためのコンテクストを考慮した情報管理手法

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資料名：
巻： J100-B 号： 2 ページ： 35-47 (WEB ONLY) 発行年： 2017年02月01日
JST資料番号： U0471A ISSN： 1881-0209 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

近年,センサクラウドに関する研究が注目を集めている。センサクラウドは,物理的な制約にとらわれず,仮想的にセンサデータを共有・利用可能とする。センサクラウドが蓄積するデータは,その取得位置・時刻といったものに代表されるコンテクスト情報に基づいて利用される。そこで,センサクラウドには,それぞれのデータとそのコンテクスト情報を対応付けて管理し,要求に応じて適切に与えるシステムが必要となる。本研究では,ネットワークグラフ形式でコンテクスト情報を表現し,データの管理を行う方式を提案する。コンテンツを管理する際,コンテクストの表現粒度によりマッチングの精度は変化する。精度が高くなると,応答の質は向上する一方で,応答に要する時間は増加する。提案する管理方式は,任意の粒度でコンテクスト情報を表現できる。したがって,想定するアプリケーションに合わせて応答の質と要する時間を考慮した有効な設定を行い,ユーザに高い満足度を与えることが可能である。本論文では,コンピュータシミュレーション及び処理時間の実測実験により既存方式との定量的比較を行い,提案方式の有効性を確認した。(著者抄録)

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情報収集・整理 , データベースシステム

引用文献 (28件)：

M. Yuriyama and T. Kushida, “Sensor-cloud infrastructure-physical sensor management with virtualized sensors on cloud computing,” 2010 13th International Conference on Network-Based Information Systems (NBiS), pp.1-8, Takayama, Japan, Sept. 2010. DOI:10.1109/NBiS.2010.32
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S. Madria, V. Kumar, and R. Dalvi, “Sensor cloud: A cloud of virtual sensors,” IEEE Software, vol.31, no.2, pp.70-77, April 2014. DOI:10.1109/MS.2013.141
M.M. Hassan, B. Song, and E.N. Huh, “A framework of sensor-cloud integration opportunities and challenges,” The 3rd International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication, pp.618-626, Suwon, Korea, Jan. 2009. DOI:10.1145/1516241.1516350
M. Yuriyama, T. Kushida, and M. Itakura, “A new model of accelerating service innovation with sensorcloud infrastructure,” 2011 Annual SRII Global Conference, pp.308-314, San Jose, USA, April 2011. DOI:10.1109/SRII.2011.42

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