抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,9種類のミネラルウォーターについて官能試験と水質試験を行い,厚生省(1985)の「おいしい水の水質要件」と橋本(1989)の「おいしい水指標」の妥当性を検証した。官能試験は,本学の講義室で46人の学生を対象として行った。スコア値はその46人の評価の平均値とした。厚生省(1985)の「おいしい水の水質要件」,あるいは橋本(1989)の「おいしい水指標」とスコア値との関係をみると,いずれも有意な相関関係はなかった。そのため,今回の官能試験の結果を元に新しく「おいしいミネラルウォーター指数(OMI)」を作成した。(OMI)=-0.269-0.003×Ca
2++0.142×K
+。この指標の特徴は,ミネラルウォーターのおいしさにはCa
2+が負に効いている点である。今後の課題として,「おいしいミネラルウォーター指数(OMI)」がより一般性のある指標かどうかを検証する必要がある。(著者抄録)