文献

J-GLOBAL ID：201702227379108506   整理番号：17A0585075

マーケティング・エクセレンスを求めて 124 倉庫ビジネスから高付加価値の空間活用ビジネスへの転換 寺田倉庫

著者 (2件)： 畠山仁友 (立正大 経営) ,  上原拓真 (クオンタム)
資料名： マーケティングジャーナル  (Japan Marketing Journal)
巻： 36  号： 4  ページ： 133-144  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： F1704A  ISSN： 0389-7265  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 倉庫業を取り巻く環境を考察すると,トランクルームなどの消費者向け収納サービスのBtoCは成長傾向にあり,一方で法人向けサービスのBtoBは減少傾向にある。こうした環境変化に創造的に適応し,成長している企業が寺田倉庫である。1950年に創業した寺田倉庫は,企業向けの高付加価値サービスを主に展開してきたが,2012年に一般消費者向けのminikuraというサービスを開始した。minikuraは「誰でも,いつでも,どこでも自分だけの倉庫が持てる」をコンセプトとし,月額250円で利用できる魅力的なサービスである。利用方法は,minikuraのWebサイトで専用ボックスを購入し,送られてきた箱に預けたいモノを詰め,宅配便で送るだけである。総量は無料で,30アイテムまで写真を撮影してくれ,デジタルデータとしてマイページで管理できる。こうした事業展開に加え,地域貢献や社会貢献にも積極的に取り組んでいる。本社の所在地である天王洲エリアの開発をはじめ,ベンチャー企業のスタートアップ支援,若手アーティストの支援なども行っている。

シソーラス用語： *倉庫 ,  倉庫保管 ,  *付加価値 ,  収納部分 ,  *収納 ,  消費者 ,  *消費者志向 ,  *Web【情報システム】 ,  データ ,  包装貨物 ,  *経営理念
準シソーラス用語： *高付加価値 ,  収納空間 ,  *消費者動向 ,  ディジタルデータ ,  宅配便貨物 ,  地域貢献

分類 (2件)： 経営工学一般  (KA01010C) ,  物的流通  (KA08000O)

引用文献 (6件)：

• Vargo, Stephen and Robert Lusch (2004), ′′Evolving to a New Dominant Logic for Marketing,′′ Journal of Marketing, Vol.68 (January), pp.1-17.
• 久保田進彦(2012)『リレーションシップ・マーケティング コミットメント・アプローチによる把握』 有斐閣。
• 販促会議編集部(2015)「ニッチの山でナンバーワン目指す寺田倉庫,新ビジネス創出の裏側」 『AdverTimes』2015年11月2日
• https://www.advertimes.com/20151102/article205343/
• 曲沼美恵(2016)「和製アマゾン?寺田倉庫が『倉庫業』で生き残れる理由」『ダイヤモンド・オンライン』 2016年11月28日 http://diamond.jp/articles/-/109051?display=b

タイトルに関連する用語 (5件)： 倉庫 ,  ビジネス ,  高付加価値 ,  活用 ,  転換