抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自然言語処理において,単語を機械で扱うための表現方法のひとつに分散表現がある。本稿では,代表的な分散表現学習モデルであるword2vecの学習段階について工夫・改良を行ったモデルを提案する。提案モデルは,認知科学的知見に基づいた工夫を行っている。まずCurriculum Learningに基づき,頻出単語から順に学習を行い徐々に語彙を拡張していく。さらに語彙を拡張する際に,Paraphrase Database(PPDB)を利用することで新出単語に対して類語の情報を与える。評価実験の結果,段階的学習により精度を向上させながら学習時間の削減が実現されたこと,また類語を考慮することにより更なる精度向上の可能性があることを確認した。(著者抄録)