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J-GLOBAL ID:201702227629887905   整理番号:17A0491446

アズキ亜属種子が多量に混入する縄文土器と種実が多量に混入する意味

Mixture of many seeds of Vigna subgenus Caratotropis: Discovered in Jomon vessel’s clay and its implications
著者 (6件):
資料名:
号:ページ: 23-50  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: F1187A  ISSN: 2188-3483  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿は,一個体に多量にアズキ亜属種子を混入した縄文土器について,出土遺跡や出土状況について報告する。また,多量に種実が含まれた意味を考察する。この土器は中部山岳地,長野県下伊那郡豊丘村の伴野原遺跡において発掘された住居址から出土した埋甕である。この土器にはアズキ大の圧痕が185ヵ所確認され,今後の研究のため復元されないまま保管されていた。今回の再調査において,推定高52cm,口径43cmの土器の圧痕160点をレプリカ法による調査を実施した結果,大部分がアズキ亜属種子であることが判明した。また土器のX線透過写真撮影の結果,87点が土器胎土中に混入していることが推計された。その圧痕のレプリカの詳細な報告と,土器づくりにおける,混練・成形・焼成を通した検証から,多量の種実類が混入する意味を考察した。多量のアズキ亜属種子が粘土に混練されたことは,竪穴住居の中に保管されていた粘土に何らかの事情により偶然混ざった可能性があり,背景には,アズキ亜属種子を栽培していた可能性があり,それらの収穫量が豊富であったことが考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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新生代  ,  各種建築物一般 

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