抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長崎県西海市の「大西海農協みかん部会」では農家の高齢化などにより農地の荒廃化や離農が進み,部会員数,栽培面積とも減少している。産地の維持拡大には樹園地の流動化が必要であり,当部会の中間管理事業を活用した樹園地の基盤整備の取り組みを紹介する。平成22年から行政などと連携して樹園地の流動化を図ってきたが,圃場条件がマッチせず,実績はゼロであった。流動化には基盤整備が必要であり,平成25年から西海市城崎地区を整備計画エリアとする樹園地の基盤整備事業に着手した。当該エリアは約19haで山林原野1ha,農地18haであるが,農地の75%は荒廃化していた。整備事業の概要を紹介する。整備事業に当たって地権者の負担軽減を図るため,平成27年6月,地権者を対象に中間管理事業の説明を行い,エリア内の全農地を中間管理機構に預けることを決定した。これにより地域集積協力金の給付を受けることができ,地権者の負担軽減と担い手への支援金支給が可能となった。整備事業の完了は平成35年を予定している。