抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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特定の食品や原料に対して多くの場合,人は食品アレルギー,過敏症又は不耐症のいずれなのか気付かないことが多い。有害な免疫応答のひきがねとなる食品アレルギーのアメリカ人は約1500万人(内,18歳未満は約600万人)と見込まれる。疾病管理予防センター(CDC)は1997~2011年に子供の食品アレルギー者が50%増えたと報告している。重篤な遺伝的自己免疫障害のセリアック病はグルテン摂取によって小腸に障害が起きる。”グルテンフリー”や”乳フリー”表示の製品が著しく伸びているが,それらの製品を必要としない人が減量に効果があるなどの理由で購入しており,世界のグルテンフリー製品の市場規模は2021年に50億ドルに達しそうである。乳フリー製品は年率平均15.5%も伸びて2020年には200億ドルになると予想される。その代替製品の主力となる豆乳の2020年の市場規模は136億ドルであるが,アーモンドミルクやココナッツミルクも伸びつつある。その他,FDAによるグルテンフリー表示の規制,古代穀類の利用によるアレルゲンフリーのベーカりー製品やスナック食品製造時の注意事項,Freed Foods,Kayco,Enjoy Life Foods,Elevation Brands,VegeUSA,など各社の製品の紹介,主要8アレルゲン以外のアレルゲンの問題,などについて記述した。