抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光ファイバを用いたリモートセンシングは,電磁ノイズを受けにくい,低損失のためセンサを遠方に配置できる,などの利点を有する。代表的な光ファイバリモートセンシングには,FBGが利用されている。ひずみゲージのように被測定物に貼り付けて利用されるのが一般的であるが,光ファイバは脆性材料であるため,引張応力が作用する部位に使用するには不安が残る。光ファイバ端面に誘電体多層膜帯域フィルタを直接蒸着したBOF型が提案され,センサの信頼性向上が期待できる。本論文では,BOFを用いた光ファイバセンシングの例として,温度,圧力および水中音響のセンシングについて紹介した。センサの構造と測定原理を述べ,BOFセンサの構造,BOFによる温度測定,BOFによる圧力測定,BOFによる水中音響信号測定などを説明した。温度測定に関しては実用レベルに達しているが,用途は常温域に限られる。圧力や水中音響信号の測定は,まだ使えるレぺルの精度や信頼性が得られていない。