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J-GLOBAL ID：201702227775526993   整理番号：17A1464609

始生代大陸の形成:北中国クラトンからの証拠【Powered by NICT】

The building of an Archean microcontinent: Evidence from the North China Craton

著者 (4件)： Yang Qiong-Yan (School of Earth Sciences and Resources, China University of Geosciences Beijing, 29 Xueyuan Road, Beijing 100083, China) ,  Santosh M. (School of Earth Sciences and Resources, China University of Geosciences Beijing, 29 Xueyuan Road, Beijing 100083, China) ,  Santosh M. (Centre for Tectonics, Exploration and Research, University of Adelaide, Adelaide, SA 5005, Australia) ,  Santosh M. (Department of Geology, Northwest University, Northern Taibai Str. 229, Xi’an 710069, China)
資料名： Gondwana Research  (Gondwana Research)
巻： 50  ページ： 3-37  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2249A  ISSN： 1342-937X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 初期地球上の大陸はmicroterranes,海洋性島弧と台地の付加により構築されていると考えられている。新始生代後期における海洋閉鎖の多重帯に沿って融合したいくつかの微小ブロックのコラージュとして最近のモデルにおける,北中国クラトン(NCC)は収束縁過程を通して微小大陸の起源とアマルガム化を調べるために典型的なケースを提供した。ここでは,これらの微小ブロックの一つであるJiaoliaoブロック,NCCの東ブロックの一部を形成するの周辺で開発された火成岩を報告した。始生代における大陸形成の機構を解明するためにこのマイクロブロックの様々な部分からの結果と著者らの新データを統合した。沂水複合体に属することをマグマ岩型からの岩石学的,地球化学的およびジルコンのU-Pb年代とLu-Hf同位体データを提示した。地球化学的に,一連の珪長質ユニットは主にメタアルミナス親和性,マグネシウム組成と島弧に関連した特徴を持つ花こう閃緑岩を通したモンゾナイトからまたぐ花こう岩。変花崗岩,TTG片麻岩とチャーノッカイトは負のNb-Ta異常と正のKとPb異常によって特徴づけられる。閃緑岩と斑れい岩は負のEu異常とマイナーな正のCe異常とBa,PbとSmでTh U,Nb-Ta,Zr-Hfと正の異常の負の異常を示し,島弧に関連した特徴を証明している。造構場識別ダイアグラムでは,岩石は火山弧中のプロット,沈み込み環境における島弧に関連した起源を示した。すべての岩石からのジルコンは変成成長に対応するマグマ結晶化と狭い無構造リムを示すコアを有するコア-リム組織を示した。変花崗岩からのマグマ性ジルコンは2513±27Maから2505±29Ma及び2569±20Maの上部中間年代または~207Pb/~206Pb加重平均年代を示し,TTG片麻岩からのものは2535±17Ma2546±39Maを示し,チャーノッカイトディスプレイ2543±20Ma 2555±15Maから,閃緑岩と斑れい岩は,それぞれ2587±15Maと2516±13Maを示した。2472±23Ma,2457±35Ma,2545±30Maと2511±35Maのジルコンリム年代は変成作用(約2.55 2 1.45Ga)のタイミングを示唆した。ca.2.73Ga,2.64Gaの僅かに古い年代を持つマグマ性ジルコンはまた,複数のマグマパルス示唆し発生する。Lu-Hf同位体データは,花崗岩では0.2~5.7の範囲の正のεHf(t)値を示し,2602 2815Ma(T_DM)と2658 3002Ma(T_DM~C)のHfモデル年代が,TTG片麻岩,正のεHf(t)値は6.5までであると限定された初期新始生代Hfモデル年代を持つ支配的な中始生代Hfモデル年代を示した。チャルノク岩試料は正のεHf(t)値2.3 5.7を示し,2601Maから2772Ma(T_DM)と2658mA,2904mA(T_DM~C)までの範囲に及ぶHfモデル年代を示した。閃緑岩と斑れい岩も正のεHf(t)(2.3 6.9)を示し,2625 2788Ma(T_DM)と2647Ma2903Ma(T_DM~C)へのHfモデル年代を示す。Hf同位体データは,マグマは新始生代中始生代若年源に由来することを示した。全Jiaoliaoマイクロブロックの結果と著者らのデータの統合はこのマイクロブロックの始生代核の構築に関与する冥王代地殻の痕跡を明らかにした。中始生代から新始生代後期に沈み込みテクトニクスに関連した島弧火成活動の多重パルスと活発な収束縁過程は,大陸地殻の更なる成長をもたらし,後期新始生代-古原生代前期転移中の高温度と高圧変成作用に至る。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： サブダクション ,  斑れい岩 ,  ハフニウム ,  変成作用 ,  ハフニウム同位体 ,  *始生代 ,  鉛 ,  火成活動 ,  花崗岩 ,  地球化学 ,  マグネシウム ,  マグマ ,  島弧 ,  片麻岩 ,  ジルコン

著者キーワード (5件)： 微小大陸 ,  ジルコン地質年代学 ,  テクトニクス ,  大陸動力学 ,  始生代地球史

分類 (3件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  先カンブリア時代  (DE02020Z) ,  年代測定  (DD01050W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 始生代 ,  大陸 ,  北中国クラトン ,  証拠