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J-GLOBAL ID:201702227835698989   整理番号:17A0518078

相関電子系の光学応答

Optical response of correlated electron systems
著者 (2件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 026503,1-31  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: H0130A  ISSN: 0034-4885  CODEN: RPPHAG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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このレビューでは,相関電子系の光学応答の三つの特定の側面について論じた。三つの側面とは,(1)運動量緩和の役割;(2)Fermi液体金属の光伝導率のΩ/Tスケーリングと,(3)非Fermi液体金属の光伝導率,である。第1部(第2節)では,通常の電子-電子散乱とウムクラップ電子-電子散乱から伝導率への寄与の相互作用を分析した。具体的な例として,2バンド金属を考え,その光伝導率は有限であるがDrude公式に従わないことを示した。2番目の部分(第3節と4節)では,光散乱率に対するGurzhi公式1/τ(Ω,T)∝Ω2+4π2T2を再訪し,4π2の因子がの係数が,「第1Matsubara周波数則」の現れであることを示した。これはボソン応答に対して1/τ(Ω,T)は第1ボソンMatsubara周波数への解析接続にあたり消滅しなければならないと述べている。しかし,最近の実験では,Gurzhi様の形1/τ(Ω,T)∝Ω2+bπ2T2における係数bは,ほとんどの場合,b=4と大きく異なる。Gurzhiスケーリングからの偏差は,弾力的ではあるがエネルギーに依存する散乱によるものであることを示唆する。ここでbの値は4より小さく,b=1は純粋に弾性散乱に対応する。第3部(第5節)では,ネマチック状態とスピン密度波状態への量子相転移付近の金属の光伝導率を考察した。最後の場合では,T=0における光伝導率の非Fermi液体挙動を引き起こす「複合」散乱過程に焦点を当てた。
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分類 (1件):
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光物性一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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