抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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船舶乗船時の疲労の原因の特定やその定量化を行うためには,船舶動揺に対する生体反応の仕組みを解明する必要がある。本研究では,視覚刺激が乗船者に与える影響,および規定化された動揺に対する乗船者の影響の解明を目的とし,乗船者の視覚受容器に入力される刺激が,生体の立位姿勢動揺に与える影響について報告した。本研究では,操船シミュレータを用いて,生体の頭部・腰部の加速度・角加速度および生体の重心動揺を指標とした立位姿勢動揺と運動負荷を計測し,操船シミュレータの動画像が生体の立位姿勢動揺に与える影響について検討を行った。その結果,操船シミュレータの動画像による生体の立位姿勢動揺は,船舶動揺によるものと異なることが示された。また,生体の左右方向の重心動揺の周波数解析において,視覚受容器への刺激に応じて,異なる立位姿勢動揺が発生することが示唆された。