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J-GLOBAL ID：201702227990372304   整理番号：17A1077190

固有濡れ表面における壊滅的濡れ転移を妨げる二重リエントラント空洞

Doubly Reentrant Cavities Prevent Catastrophic Wetting Transitions on Intrinsically Wetting Surfaces

著者 (3件)： DOMINGUES Eddy M. (King Abdullah Univ. Sci. and Technol. (KAUST), Thuwal, SAU) ,  ARUNACHALAM Sankara (King Abdullah Univ. Sci. and Technol. (KAUST), Thuwal, SAU) ,  MISHRA Himanshu (King Abdullah Univ. Sci. and Technol. (KAUST), Thuwal, SAU)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 9  号： 25  ページ： 21532-21538  発行年： 2017年06月28日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,簡易/リエントラント/二重リエントラントマイクロピラーを持つ固有濡れ表面が局所性物理的損傷/欠陥存在下や,濡れ性液体への浸漬で壊滅的濡れ転移で悩まされることが分り,両環境下で全疎液性二重リエントラントマイクロピラーを持つシリカ表面端へ水滴を置き壊滅的濡れ転移を実証した。現在使われている全疎液性表面の制限は,費用や環境影響を増大させ厳しい環境への応用を阻むペルフルオロ皮膜の依存だが,化学的構成よりマイクロ/ナノ組織化による全疎液性の一般的材料(プラスチック等)提供へ関心が向けられ,顕著な成功を二重リエントラントピラーを持つシリカ表面で達成したが,これらのピラーを含むミクロ組織が前記両環境下で壊滅的濡れ転移(見掛接触角θ>90°からθ→0°への)を蒙り制限を見出した。特に二重リエントラント空洞を持つシリカ表面(水接触角約20°)は鉱油で見掛接触角約135°を示した。更に,鉱油や水に浸漬時,シリカの二重リエントラントミクロ構造(水接触角約40°)は,数日間の調査後さえ浸透がなかった。

シソーラス用語： 二酸化ケイ素 ,  *表面構造 ,  *微細構造 ,  *空洞 ,  *濡れ転移 ,  濡れ ,  固液界面 ,  接触角 ,  浸透 ,  浸漬 ,  *疎水性
準シソーラス用語： *シリカ ,  *マイクロピラー ,  *疎油性

分類 (6件)： 固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  界面化学一般  (CB12010J) ,  固-液界面  (CB12050B) ,  合成鉱物  (CD01040K) ,  非金属化合物  (CD01070R) ,  各種石油製品及びその製造一般  (YF02071R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 固有 ,  濡れ ,  濡れ転移 ,  空洞