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J-GLOBAL ID:201702227998411097   整理番号:17A1054762

マルセイユの年間を通したオフライン-AMSによる有機エアロゾル起源配分

Organic aerosol source apportionment by offline-AMS over a full year in Marseille
著者 (17件):
資料名:
巻: 17  号: 13  ページ: 8247-8268 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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地中海における最大の港,マルセイユ(フランス)の大気質に影響を及ぼす有機エアロゾル(OA)の季節的傾向を研究した。エアロゾル質量分析計(オフライン-AMS)を使用した噴霧フィルター抽出物の測定により実施した。全216のPM<sub>2.5</sub>フィルター試料(直径<2.5μmの粒子)を2011年8月~2012年7月の1年間に採取した。これらのフィルターを用いて,オフライン-AMSにて分析する54個のコンポジット試料を作成した。試料中の,主要水溶性イオン,金属,元素,有機炭素(EC-OC),n-アルカン,ホパン,多環芳香族炭化水素(PAHs),リグニン,セルロース熱分解生成物,ニトロカテコールを含む有機マーカを分析した。水溶性AMSスペクトルに対する正行列因子分解(PFM)の適用は,次の5因子の抽出を可能とした。炭化水素用OA(HOA),料理OA(COA),バイオマス燃焼OA(BBOA),酸化OA(OOA),工業関連OA(INDOA)。OA起源の季節的傾向と相対的寄与を同一測定点でのAMS野外測定より得られたOAスペクトルの起源配分と比較した。但し,測定時期と測定期間(2011年2月~2008年7月)は異なる。オンライン-とオフライン-AMS起源配分は複数のOA起源の類似した季節的寄与を示す。BBOAが冬季における主要な起源であり,OAの平均48%を占め,夏季における主要なOA成分はOOAである(63%)交通による排出に対するHOAはOAに対して年平均17%を占め,一方,COAは4%とマイナーな起源寄与である。INDOAの寄与は冬季に増加する(冬季,17%,夏季,11%)。これは,低分子アルカン,低分子PAHs(フルオランテン,ピレン,フェナントレン)とセレンの大きな寄与と一致している,これらは石炭燃焼やコークス生成マーカと考察される。オンライン-とオフライン-AMS起源配分はレボグルコサン/BBOA比を進化させることを示し,この比率は晩秋と3月に高い。類似の季節的変動性がリグニン燃焼マーカに対するセルロース燃焼マーカの比率において観測され,農業活動と関連したセルロースに富む成分のバイオマス燃焼による寄与であることを強調する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
粒状物調査測定  ,  大気中の汚染物質の物理分析 

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