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J-GLOBAL ID:201702228029605362   整理番号:17A0867987

系統発生分析とプランクトン性ケイソウSkeletonema属の種識別に対するミトコンドリアに組み込まれたチトクロームc酸化酵素I遺伝子の有用性

Utility of mitochondrial-encoded cytochrome c oxidase I gene for phylogenetic analysis and species identification of the planktonic diatom genus Skeletonema
著者 (7件):
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巻: 65  号:ページ: 217-225  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: W0962A  ISSN: 1322-0829  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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小サブユニット(SSU)および大サブユニット(LSU)rDNAシーケンスは,プランクトン性ケイソウSkeletonema属の分類学と生物地理学を詳細に描写するために通常用いらてきた,しかし,遺伝子は複数のコピーとして起こるのでバーコード化を目的にするのにはふさわしくない。ここに筆者らは,種を定める要因を特定し,この分類群のこれら3つの標識の有用性を評価するために,部分的なLSU rDNA(D1~D3)やSSU rDNAだけでなくミトコンドリアに組み込まれたチトクロームc酸化酵素I遺伝子(cox1)を使用してSkeletonemaの系統発生の関係を分析した。12のSkeletonema種は,6つの系統分岐群(I~VI)に分けられ,それぞれは3つのマーカーにより同じ種から成っていた:それらは系統分岐群I(S.japonicum,S.grethae,S.pseudocostatum,S.tropicum),同II(S.menzelii),同III(S.dohrnii,S.marinoi),同IV(S.costatum,S.potamos,S.subsalsum),同V(S.grevillei),同VI(S.ardens)である。しかし,これらの系統分岐群の間の分岐の順番は,マーカーの間で一致しなかった。系統分岐群 IIIの中で,6つのS.marinoi株は,同一のcox1シーケンスを持っていた。これらのS.marinoi株は,ナポリ湾産の株を除いて,cox1の高い支持のもと,S.dohrniiとともに分岐していた。したがってS.dohrniiとS.marinoiの間の種の境界決定は支持されなかった。系統分岐群 IVでは,S.costatumとS.subsalsumが,LSUとSSU系統ではなく,cox1系統の姉妹系統分岐群としてS.potamosと強く集合していた。系統分岐群 IIでは,次いでcox1から確認されたことは,S.menzeliiが互いに形態的な特徴で区別できる3つのサブ系統分岐群を含むことであった。Cox1はSkeletonema種の識別のために最も役に立つマーカーであることがわかった。その理由は,それが非常に支持された系統分岐群とともに系統を与えたこと,種の範囲内および間で十分なバリエーションを持っていたこと,タンパク質を一回のコピーでコード化していること,そして比較的少ないプライマーを必要とすることであった。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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植物分類学 
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