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J-GLOBAL ID：201702228143173005   整理番号：17A0186176

人間の心理と行動からみた高速道路の安全対策

著者 (1件)： 蓮花一己 (帝塚山大 心理)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 60  号： 2  ページ： 3-6  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速道路の安全対策は,道路交通環境,意味的交通環境,対人的交通環境の視点から考える必要があり,中でも,動機の異なる色々な人が利用することを想定した対人的交通環境の視点の重要性を述べた。そして,この視点で高速道路を作ることが予防安全につながるとした。人的要因に関する情報収集・分析により,例えば,追突事故発生のメカニズムでは車間距離の短さが,高齢者事故では危険性に対する認識低下が,主因と解明されたこと等を紹介した。逆走事故についても,人的要因を含む多方面の情報収集と,その情報の多分野の研究者による共有によって解決策に近づけると述べた。今後,高速道路は高齢者,ライトユーザー,外国人による利用が多くなると考えられ,ますますユーザーの視点に立った人に優しい高速道路が求められるとした。

シソーラス用語： *高速道路 ,  *安全対策 ,  道路交通 ,  環境 ,  人間関係 ,  相関 ,  安全管理 ,  情報収集 ,  分析 ,  追突 ,  老人
準シソーラス用語： 意味的関係 ,  *交通環境 ,  情報分析 ,  予防安全

分類 (1件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (7件)：

• 国土交通省HP:http://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/sesaku/genjyo.html
• 多田昌裕・飯田克弘・安時亨・山田憲浩,[2012],「事故調書に基づく高速道路における高齢運転者特有の事故パターン分析」,『第32回交通工学研究発表会論文集』,pp.125-128。
• 蓮花一己,[1998],「標高差の著しい過密自動車専用道路の危険性と安全対策-運転行動分析と交通コンフリクト分析に基づく提言-」,『帝塚山大学教養学部』,Vol.53,pp.48-70。
• 多田昌裕・飯田克弘・阪本浩章・安 時亨・蓮花一己,[2016],「高齢者の高速道路本線料金所における運転行動解析」,『交通科学』,Vol.47,No.1,pp.3-9。
• 蓮花一己・多田昌裕・向井希宏,[2014],「高齢ドライバーと中年ドライバーのリスクテイキング行動に関する実証的研究」,『応用心理学研究』,Vol.39,No.3,pp.182-196。

タイトルに関連する用語 (5件)： 人間 ,  心理 ,  行動 ,  高速道路 ,  安全対策