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J-GLOBAL ID:201702228270257096   整理番号:17A1447414

血栓症のマウスモデルにおける病原性抗リン脂質抗体の主要組織適合遺伝子複合体クラスII対立遺伝子影響誘導【Powered by NICT】

Major Histocompatibility Complex Class II Alleles Influence Induction of Pathogenic Antiphospholipid Antibodies in a Mouse Model of Thrombosis
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巻: 69  号: 10  ページ: 2052-2061  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0784B  ISSN: 2326-5191  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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【目的】環境と遺伝的因子が抗リン脂質抗体症候群(APS)患者における抗リン脂質抗体(aPL)の開発において重要である。現在,素因となる遺伝的因子のみに利用可能なデータは,疫学的研究から得られた機構的証拠は無かった。,APSのマウスモデルにおけるa PLの生産に及ぼす主要組織適合複合体(MHC)クラスII対立遺伝子の影響を調べた。マウスMHCクラスII欠損(MHCII~ / )マウス,ヒトHLA-DQ6(DQ6),DQ8,DR4対立遺伝子のためのトランスジェニックMHCII~ / マウスおよび相当する野生型(WT)マウス系統の【方法】三群を免疫した;半分はヒトβ_2糖蛋白質I(β_2GPI)で免疫し,他の半分は対照の卵白アルブミン(OVA)蛋白質で免疫した。in vivo血栓形成,頸動脈および腹腔マクロファージにおける組織因子活性,及び腫瘍壊死因子(TNF),IgG抗カルジオリピン(aCL)抗体と抗OVA抗体の血清レベルを測定した。β_2GPIと【結果】免疫はOVA(P<0.001)で免疫した対照マウスと比較してWTマウスでaCLと抗β_2GPIの有意な産生を誘導したがMHCII~ / マウスにおけるaCL(P<0.001)と抗β_2GPI(P=0.016)産生を減少させた。抗β_2GPI生産はDQ6とDQ8マウスで完全に回復したが,DR4マウスにおける抗β_2GPIのレベルと全てのトランスジェニック系統でaCLは部分的にしか回復した(P<0.046P<0.001)。WTマウスにおける血栓サイズはMHCII~ / マウス(P<0.001)の2倍であったが,全てのトランスジェニック系統のそれに類似していた。頸動脈および腹腔マクロファージ組織因子レベルは,野生型B6マウスと比較して,MHCII~ / マウスで>50%減少し,DQ8マウスではなくDR4マウスまたはDQ6マウスにおける回復した。TNFレベルはMHCII~ / マウス(P<0.001)の4倍を減少させ,トランスジェニックマウスにおける回復しなかった。【結論】著者らの機構的研究はMHCクラスII対立遺伝子は定量的aPL生産だけでなく誘導aPLの病原性能,に影響することを示した最初のものである。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 

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