文献
J-GLOBAL ID:201702228471305448   整理番号:17A1704000

AlおよびFe水酸化物相に関連した有機炭素の貯蔵と安定性を定量化するための連続選択溶解法【Powered by NICT】

A sequential selective dissolution method to quantify storage and stability of organic carbon associated with Al and Fe hydroxide phases
著者 (3件):
資料名:
巻: 312  ページ: 24-35  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0256B  ISSN: 0016-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
SOM(土壌有機物)の安定化は部分的に鉱物表面で起こる収着と脱着反応だけでなく,有機金属錯体の析出と溶解により調節されている。FeおよびAl水酸化物はそれらの広範囲な分布とその高反応性表面特性のために土壌中のSOM安定化において特に重要な役割を果たしている。鉄およびAl水酸化物は広いスペクトル結晶度の,溶存FeとAlカチオン有機物と結合してより結晶性の端成分への有機金属析出物を形成する,針鉄鉱およびギブサイト,様々な分子相互作用を通したSOM(自己組織化マップ)を収着する範囲を横断する土壌に存在する。これら収着と沈殿反応の重要性は認識されているが,FeとAl水酸化物異なる結晶性のSOMの分布は十分に定量化されておらず,これらの安定化機構が作用する時間スケールを持っている。(i)Aland Fe腐植複合体(ii)短距離秩序(SRO)AlおよびFe水酸化物表面と(iii)結晶性Feオキシ水酸化物表面間の有機Cの分布を測定するために,いくつかの選択的鉱物溶解を組み合わせた単一法は四種類の起源(熱帯森林黒ぼく土,温帯林玄武岩質モリソル,地中海沿岸プレーリーモリソルおよび北部混合広葉樹森林スポドソル)の土壌に適用した。選択的溶解に使用される伝統的な反応物は,炭素を含まない類似体で置換した選択的溶解過程の各段階でのFeとAlと共に放出された炭素を測定することができた。選択的溶解を順次行った:ピロりん酸Na塩(有機AlとFe錯体)とそれに続くヒドロキシルアミン(SRO AlとFe水酸化物)とそれに続く亜ジチオン酸HCl(結晶性Fe水酸化物)した。炭素,Al,Fe濃度,ならびに放射性炭素量は選択的溶解過程の各段階から得られた溶液中で測定した。結果は,有機金属錯体(ピロりん酸Na塩抽出性C)の析出は三選択的に溶解したプール中の安定化したCの最大プールを説明することが多いことを示唆しているが,これらの錯体は選択的溶解の全三段階後に結晶性鉱物表面上の他の選択的溶解プールと残留C左からのCと比較して~14C富化した。ヒドロキシルアミンと亜ジチオン酸塩HCl抽出可能なCプールは,平均して,は小さく,温帯土壌における検出レベル以下のことが多い。しかし,これらCプールの放射性炭素値は一般的に他のプールと比較して減少した。これらの結果は,有機-無機複合体の安定性の変化は,鉱物相の結晶化度に関連することを示唆した。全体として,本研究は逐次選択的溶解法は異なる有機-無機と有機金属関連性に関連した土壌Cの含有量と同位体組成を特性化するための有望なツールであることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌化学 

前のページに戻る