抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1990年頃,海底高電圧直流(HVDC)ケーブルに対する関心が大いに高まった。その理由は,特に,多数のHVDC接続がヨーロッパ北西部に展開されたためである。このことが,DelftにおけるHVDC絶縁分野の初の研究プロジェクト開始の契機となった。当時,他の業界もDelftの高電圧研究所にアプローチして,この分野でより多くの知識を集め始めた。1990年代初頭,Kreuger教授が高電圧研究所を率いており,彼の座右の銘の1つは「DCは存在しない」というものであった。これが利用されて学生達に動機を与え,DCの下には様々な多くの運転条件があるという事実を知らしめた。絶縁体の,特に絶縁体界面の分極は瞬時にというにはほど遠く,絶縁体の電場は徐々に定常状態に達するのみである。多くの分極および帯電プロセスのモデル化は可能であるが,異なる動作条件下における電界分布のより正確なイメージは空間電荷測定から得られる。こうした知識が設計プロセスにとって不可欠である。稼働中のケーブルシステムに対して,電気的および熱的応力分布に関する適切な知識があれば,これらのシステムをより高い信頼度で経済的に動作させることができる。(翻訳著者抄録)