抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,東京オリンピック・メインスタジアムへの観戦客に対する新宿御苑を活用した動線計画に関し,時間拡大ネットワークを用いた徒歩流動モデルによる評価について報告した。先ず,本研究では,御苑を活用したメイン会場への観客誘導を行う動線計画の提案を行い,時間拡大ネットワークに基づいた徒歩流動モデルにより計画の妥当性について評価することを目的とすること等を報告した。次に,新宿御苑を活用したメインスタジアムへの観戦客誘導に対する動線計画,オリンピック観戦客の徒歩流動モデルの構築,徒歩流動モデルによる分析結果を報告した。最後に,提案内容のまとめと計画実現に向けた課題として,本研究では,既存研究や先行事例から動線計画と入場管理の調査を行った上で,新宿御苑を活用したメインスタジアムへの観戦客の動線計画を提案したこと,そして,新宿周辺3駅を利用する観戦客の移動需要を用いて,徒歩流動モデルにより入場ゲート数やゲート通過時間帯の影響を分析したこと,その結果,今回想定した観戦客の移動需要(約25,000人)と条件設定に対して,円滑な入場を行うために必要なゲートの数と面積を見積もることができたこと等を報告した。