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J-GLOBAL ID:201702229021482777   整理番号:17A0924853

一次元スピンクロスオーバ[Fe(1,2,4-トリアゾール)-2(1,2,4-トリアゾラト)](BF_4)分子鎖の核非弾性散乱と密度汎関数理論研究【Powered by NICT】

Nuclear inelastic scattering and density functional theory studies of a one-dimensional spin crossover [Fe(1,2,4-triazole)2(1,2,4-triazolato)](BF4) molecular chain
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巻: 19  号: 29  ページ: 18880-18889  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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核非弾性散乱(NIS)実験は,多核1次元スピンクロスオーバ化合物[Fe(1,2,4-トリアゾール)2(トリアゾラト)]の低及び高スピン状態(BF_4)(1)の振動動力学を研究するために実行した。化合物の七量体及び九量体モデルのための汎関数B3LYP*と基底関数系のCEPを用いた密度汎関数理論(DFT)計算は,アニオン性trz 配位子とBF_4 アニオンの分布の異なる三種のモデルの高スピンと低スピン異性体の基準振動と電子エネルギーを得た。得られたエネルギーに基づいて鎖の単核ユニットの中心対称性Fe(trzH)4(trz )2配位コアを有する構造モデルを提案した。提案した構造におけるBF_4 -対アニオンの得られた分布であるGrossjeanら(Eur.J.InorgによるX線粉末回折研究に基づいて得られたものと類似していた。Chem.,Vol.2013,p.796)。90%Zn(ii)マトリックス(化合物(2))で10%Fe(ii)含有量に希釈システムのNISデータは低スピン中心のスペクトルパターンの特徴的な変化を示し,親分子であるFe(ii)錯体(1)の低スピン相と比較した。DFT計算は,これが低スピン中心の近傍の構造の変化が原因であることを明らかにした。(2)における高スピン中心のスペクトルパターンは,(1)の高スピンFe(ii)異性体のそれと同じ良好な近似以内であった。[Fe(trzH)4(trz )2]および[Fe(trzH)6]の単量体モデル系の分子軌道の検査,スピン遷移エネルギーの計算と合わせて,負に荷電した配位子による静電効果の重要性を指摘している。Fe-Nのアニオン配位子短縮(trz )を含む錯体の低スピン状態の安定化におけるこの結果は高スピン,低スピン[Fe(trzH)4(trz )2]ではなくFe-N(trzH)結合と比較した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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鉄の錯体 
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