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J-GLOBAL ID:201702229026085661   整理番号:17A1086573

新規細胞表面蛋白質基質の予測のためのハウスダストダニのプロテアーゼアレルゲンDer p 1とDer p3とDer p6の拡大切断特異性のプロファイリング

Profiling the Extended Cleavage Specificity of the House Dust Mite Protease Allergens Der p 1, Der p 3 and Der p 6 for the Prediction of New Cell Surface Protein Substrates
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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重要な表面蛋白質の切断によるハウスダストダニ(HDM)プロテアーゼアレルゲンは,Th2型免疫応答開始に大きく影響する。しかし,これまでにHDMプロテアーゼのヒト蛋白質基質はほとんど同定されておらず,主に時間のかかる標的特異的な個々の研究を行っている。したがって,HDMプロテアーゼの基質範囲の同定は,HDMアレルギー反応機構をよく理解するための前例のない重要なステップとなるであろう。本研究では,HDMプロテアーゼDer p 1,Der p3およびDer p6の拡大基質特異性(P5-P4′)を特徴付けるために,完全あるいは部分的にランダム化した九量体ペプチド基質ライブラリーを用いたファージディスプレイスクリーニングを行った。その後,バイオインフォマティクスインターフェースPoPS(Prediction of Protease Specificity)を適用して,各プロテアーゼの蛋白質分解特異性プロファイルを定義し,免疫細胞受容体を中心にヒト細胞表面プロテオームにおける新規蛋白質基質を予測した。特異性プロファイリングは,P1の残基の性質だけでなく,切断部位の下流(P′位)も3つのHDMプロテアーゼのすべてによる効果的な切断に重要であることを示した。驚くべきことに,Der p1とDer p3は部分的に重複する特異性を示めした。PoPSインターフェース分析は,細胞外ドメインがDer p1,Der p3あるいはDer p6によって切断される可能性がある21個の細胞表面受容体を含む,HDMプロテアーゼ50個の新規標的を予測した。ファージELISA(酵素結合免疫吸着アッセイ)により12個の蛋白質基質候補を確認した。HDMプロテアーゼアレルゲンの天然蛋白質基質特異性に関する広範な研究は,HDMアレルギー応答におけるこれらプロテアーゼの役割をよりよく理解するために新しい細胞表面標的受容体を見出し,将来の抗アレルギー治療のために特異的なプロテアーゼ阻害剤設計の道を開いた。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  動物の生化学  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  免疫反応一般  ,  分子・遺伝情報処理 

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