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J-GLOBAL ID：201702229086884033   整理番号：17A0563408

組物により作製したCFRTP円筒形パイプの曲げ加工性

Formability of Braided CFRTP Cylindrical Pipe in Pipe Bending

著者 (8件)： 杉俣悦郎 (金沢工大 革新複合材料研究開発セ) ,  上田久偉 (石川県工試) ,  栗山亘 (石川県工試) ,  奥村航 (石川県工試) ,  木水貢 (石川県工試) ,  多加充彦 (石川県工試) ,  森大介 (石川県工試) ,  鵜澤潔 (金沢工大 革新複合材料研究開発セ)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 63  号： 2  ページ： 49-54  発行年： 2017年04月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)部材は,成形後でも樹脂を再溶解するこで,金属材と同様に溶着や曲げ加工などの二次加工ができることから,この特性を利用した研究が進められている。また,これを土木や建築分野で使用する場合,合わせ込みなどの加工作業の必要性から,CFRPT製の中空部材が有用と考えられる。そこで本研究では,曲げ加工に適したCFRTP円筒形中空部材(CFRTPパルプ)の開発とその曲げ加工性について評価した。その結果,1)組糸の樹脂割合を46%とすることで炭素体積率Vfを約40%で,ボイド率Vvが最も低いCFRTPパイプを作製でできた。2)組角度の増加に伴い曲げ弾性率が低下し,組角度30°において最大曲げ弾性率40GPaを示した。3)スプリングベンダによる現場加工を想定したU字曲げ加工試験の結果は,組角度50°Cにおいて圧縮側で折り目や起伏,引張側でボイドを生じることなく,良好な曲げ加工性を有した。などの結果を得た。

シソーラス用語： *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  ハイブリッド複合材料 ,  炭素繊維 ,  土木材料 ,  建築材料 ,  中空円筒 ,  *曲げ加工 ,  重合体 ,  比率 ,  空隙率 ,  弾性係数 ,  編組 ,  *曲げ強さ ,  *加工性 ,  *プラスチック管 ,  CFRTP【熱可塑樹脂】 ,  曲げ弾性係数 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： CFRTP ,  パイプ ,  含有率 ,  曲げ弾性率 ,  組角度 ,  炭素繊維強化熱可塑性プラスチック

分類 (3件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  機械的性質  (YH02022L)

引用文献 (14件)：

• [1] Kwakami D (2010) Sen’i Gakkaishi, 66, 184-191
• [2] Onuki M, Yamaguchi T, Miki M , Iwatsubo T (2011) Japan Society of Mechanical Engineers, 77, 201-207
• [3] Yasuda E (2011) The Carbon Society of Japan, 248, 112-121
• [4] Watanabe T, Satomura K, Kimoto N, Nakamura T, Kim T S, Hosoi A , Kawada H (2016) Journal of the Society of Materials Science Japan, 65, 567-572
• [5] Uozumi T, Ohtani A, Nakai A, Tanigawa M, Nishida T , Miura T (2015) Journal of Mechanics Engineering and Automation, 5, 435-439

タイトルに関連する用語 (5件)： 組物 ,  作製 ,  CFRTP ,  パイプ ,  曲げ加工性