抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・1980年以降の政府経済見通しにおいて,完全失業率が見通しを下回った事例は,1)バブル経済,2)小泉政権下,3)第2次以降の阿部政権。
・1では1987~1991年の経済成長率に4回の過剰達成,2では2002~2005年に3回の過剰達成を観測。
・当時の経済財政運営当局は,経済と雇用の因果関係を正しく理解・予測。
・だが2014年以降,完全失業率は過剰達成されたが,見通しを下回った経済成長率を観測。
・「実現可能な望ましい姿」を提示し,そこに向かって政策対応を検討するかつての政策論議の枠組は,良識的な専門家による取組であったが,2016年の見通しと実績の乖離を見ると,かかる取組が衰え,期待と現実を区別できない言論空間の拡大を感知。