抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本国内の陸産貝類の交尾・産卵期など繁殖,孵化,成長,寿命などに関する生態学的な知見は,キセルガイ科などごく一部の種を除き,明らかにされていない。著者は,沖縄島北部大宜味村ネクマチヂ岳産の未記載種オキナワテラマチベッコウを室内で飼育し成長させたところ,2016年2月から7月にかけて単独個体で自家受精と考えられる産卵を繰り返した。卵の多くは孵化し,最大5mm程度の幼貝となったものの,8月下旬までに全て死亡した。本極の孵化の記録と孵化後の個体の成長記録を示すとともに,これまでに採取された標本の大きさなどから成長過程を推定し,本種の生活史の解明を試みた。(著者抄録)