抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:全身麻酔患者における血漿ニューロン特異性エノラーゼ(NSE)、S100βと術後譫妄(PD)の関係を研究する。方法:45例の全身麻酔患者(非心臓手術)、術前1日と術後に意識障害評価法(CAM)を用いて譫妄状態評価を行い、術後譫妄を発症した患者は譫妄群(18例)、譫妄が発生しない患者は対照群(27例)。術前と術後1日に両群の血清を測定し、NSE、S100βを測定した。結果:両群患者の術前1日における簡易精神状態評価尺度(MMSE)スコアには統計学的有意差がなかった(P>0.05)。術後の譫妄群のMMSEスコアは(17.67±11.93)点で,対照群の(24.93±0.70)点より低く,有意差が認められた(P<0.05)。対照群と比較して,譫妄群と対照群の間で,血清S100β値に有意差はみられなかった(P>0.05)。対照群と比較して,譫妄群と対照群の間には,血清S100β値に有意差はなかった(P>0.05)。両群の手術前後の血清S100βの差は統計学的有意差が認められた(P<0.05)。術前の譫妄群と対照群のNSE値には有意差が認められなかった(P>0.05)。術後の譫妄群と対照群のNSE値には統計的有意差は認められなかった(P>0.05)が,対照群と比較して有意差は認められなかった(P>0.05)。両群の手術前後のNSEの差は統計学的有意差がなかった(P>0.05)。結論:血清NSEと覚醒期譫妄との間には明確な関係がない。血清S100β蛋白質は,覚醒期における譫妄の発生と関連があったことが示唆された(P<0.01)。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】