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J-GLOBAL ID:201702229411446096   整理番号:17A1370430

生物学的ストレスが組み合わされると類似した転写応答が誘発するが,ブラシカ・ニグラの咀嚼草食動物に対する抵抗性とは対照的である

Combined biotic stresses trigger similar transcriptomic responses but contrasting resistance against a chewing herbivore in Brassica nigra
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巻: 17  号: July  ページ: 17:127 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。植物は自然界で同時に発生する生物的ストレスに曝される機会が多くみられ,特異的かつ拮抗的になる頻度が高い防御シグナル伝達経路を活性化する。植物が防御シグナルの情報をどのようにして統合し,どのストレスに優先順位を付けるかは十分に理解されていない。結果。本研究では,野生アブラナ科一年生植物ブラシカ・ニグラ(Brassica nigra)について,オオモンシロチョウ(Pieris brassicae),ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)の卵と幼虫および 細菌性植物病原菌キサントモナス・カンペストリス・パソバー・ラファニ(Xanthomonas campestris pv.raphani(Xcr))に反応した際に生じるトランスクリプトームの変化を調べた。幼虫が存在しない植物の場合では,卵抽出物,アブラムシ,またはXcrを用いて前処理するとトランスクリプトームプロファイルに対する影響は少ないので,別のストレスが転写応答に影響を与えていることが示唆された。それにもかかわらず,P. brassicae幼虫の行動は卵抽出物またはXcrの前処理によって強く影響され,初期ストレスが与えられた部位に依存した。卵抽出物およびXcrの前処理により昆虫により誘導される防御遺伝子発現として,サルチル酸(SA)/ジャスモン酸(JA)経路のクロストークの阻害が示唆されたが,幼虫の行動と厳密に相関しなかった。結論。これらの結果は,植物耐性に対する複数のストレスの結果を予測する上で生物学的組織におけるさまざまな植物応答レベルを十分に統合する必要性と共に,局在化した影響を考慮する必要性を強調する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  植物生理学一般 

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