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J-GLOBAL ID：201702229561365980   整理番号：17A0568695

平成27年9月関東・東北豪雨による茨城県常総市における鬼怒川洪水に関する調査及び考察

著者 (12件)： 芳村圭 (東京大学大気海洋研究所) ,  中村晋一郎 (名古屋大学工学研究科) ,  鳩野美佐子 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  向田清峻 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  石塚悠太 (東京大学 工学部社会基盤学科) ,  内海信幸 (東京大学生産技術研究所) ,  木口雅司 (東京大学生産技術研究所) ,  KIM Hyungjun (東京大学生産技術研究所) ,  乃田啓吾 (東京大学生産技術研究所) ,  牧野達哉 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  鼎信次郎 (東京工業大学大学院理工学研究科) ,  沖大幹 (東京大学生産技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： I_1273-I_1278(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2015(平成27)年9月9日に本州に上陸・通過した台風18号および日本列島の東側から近づいた台風17号によって形成された降雨帯により,同月8日から10日にかけて,栃木県・茨城県の鬼怒川流域内を中心に大雨が降り,10日6時過ぎに常総市若宮戸において越水による浸水被害,同日13時頃に常総市三坂町において破堤による浸水被害が発生した。鬼怒川流域内あるいは近接するアメダス観測点8地点中6地点で,観測が始まって以来歴代10位以内を記録し,うち3地点で歴代1位となっていた。今回の災害のような事態の再発防止のためには,浸水想定区域図を公表するだけでなく,様々な破堤想定に対して,浸水想定区域を最小限に抑えられるような二線堤としての道路整備や既存構造物の改修による機能の付与など,都市計画と一体化した減災施策が,より早期の警報発信,及び避難誘導の改善などいわゆるソフト対策とともに,「氾濫を許容せざるを得ない治水」では不可欠である。

シソーラス用語： 台風 ,  レインバンド ,  *河川 ,  破壊 ,  損害 ,  政策 ,  災害 ,  減少 ,  *災害調査 ,  災害対策 ,  洪水
準シソーラス用語： ソフト対策 ,  越水 ,  *鬼怒川 ,  *鬼怒川洪水 ,  減災 ,  減災施策 ,  常総市 ,  浸水被害 ,  破堤 ,  平成27年9月関東・東北豪雨

著者キーワード (3件)： Kinu-river ,  Kanto and Tohoku heavy rain in September 2015 ,  Typhoon Etau

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (13件)：

• 1) 財団法人河川環境管理財団・河川環境総合研究所 : 鬼怒川の河道特性と河道管理の課題-沖積層の底が見える河川-, 河川環境総合研究所資料第25号, 2009.
• 2) 国土交通省 : 利根川水系河川整備基本方針, 2006.
• 3) 国土交通省 : 基本高水等に関する資料, 利根川水系河川整備基本方針, 2006.
• 4) Kobayashi, S., et al. : The JRA-55 Reanalysis: General Specifications and Basic Characteristics. J. Meteor. Soc. Japan, 93(1), 5-48, doi:10.2151/jmsj.2015-001, 2015.
• 5) 気象研究所 : 平成27年9月関東・東北豪雨の発生要因, 2015.

タイトルに関連する用語 (6件)： 平成27年9月関東・東北豪雨 ,  茨城 ,  常総市 ,  鬼怒川 ,  洪水 ,  調査