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J-GLOBAL ID：201702229592655617   整理番号：17A0237767

波長シフトファイバ技術を用いた位置敏感型シンチレータ中性子検出器

Development of Scintillation Neutron Detector using Wavelength-shifting Fiber Technology

著者 (3件)： 中村龍也 (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ) ,  藤健太郎 (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ) ,  坂佐井馨 (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ)
資料名： 波紋  (Hamon)
巻： 27  号： 1  ページ： 4-7  発行年： 2017年02月10日 
JST資料番号： L4558A  ISSN： 1349-046X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シンチレータと波長シフトファイバ(WLSF)を用いた中性子検出器は1999年にHutchingsonによって最初に報告され,近年ではSNSやJ-PARC MLFのビームラインで実機として利用されている。筆者らは2005年から本格的にWLSFを用いたシンチレーション中性子検出器の開発を開始し,基礎研究から実証試験を経てMLFへ実機供与してきた。本論では2010年以降から近年までの開発について紹介した。その内容は(1)極低温,高磁場,高圧など特殊環境下での微結晶中性子構造解析装置(SENJU)用2次元シンチレータ検出器の設計,(2)シンチレーション光の広がりを利用した重心計算法の開発によるSENJU検出器の位置分解能の高度化,(3)3Heガス検出器として従来の3He-PSDに代わる3He代替中性子検出器への展開からなる。

シソーラス用語： *シンチレータ ,  *中性子検出器 ,  周波数シフト ,  スペクトルシフト ,  *光ファイバ ,  ビームライン ,  *研究開発 ,  微結晶 ,  構造解析 ,  中性子回折 ,  極低温 ,  強磁場 ,  高圧 ,  環境 ,  分解能 ,  ガス検出器
準シソーラス用語： 位置分解能 ,  特殊環境 ,  *波長シフトファイバ

分類 (1件)： 素粒子・核物理実験技術一般  (BE01010F)

引用文献 (17件)：

• D. Hutchinson, Proc. SPIE 3769, 88 (1999).
• T. Hosoya et al., Nucl. Instr. Meth. A 600, 157 (2009).
• C. Wang et al., 2011 IEEE Nucl. Sci Symp., Conf. Record, He4-3 pp. 4877 (2011).
• T. Kawasaki et al., Nucl. Instr. Meth. A 735, 444 (2014).
• 中村龍也ら,波紋 15,67 (2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： 波長シフト ,  ファイバ ,  シンチレータ ,  中性子検出器