抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非鉄金属(銅,鉛,亜鉛,ニッケルなど)の製錬産業では,日本のような輸入鉱を原料とする産業にとっては厳しい状況である。非鉄金属原料の売買に当たっては成分分析が重要であり,その結果により売買価格が決定される。そのため,分析業務の信頼性確保が重要である。本研究では,2014~16年度の期間で分析方法が各社で異なり,統一が必要な精鉱中のヒ素,フッ素などペナルティ成分の分析を中心に調査や共同実験を行った。本報告では,この中でヒ素の分析方法について検討した結果を報告した。暫定統一法は,既存のISO法に比べ銅精鉱では良好な精度を得ることができる。鉛精鉱は共存元素の影響を受け,ICPの測定に問題が発生している。適切な測定条件,内標準法の適用とマトリックスマッチングを行えば,測光方式に関わりなく,良好な回収率を得ることができることが分かった。