文献
J-GLOBAL ID:201702229799015202   整理番号:17A0877053

放射線汚染物質への磁気分離法適用に関する基礎的研究

Fundamental Study of Magnetic Separation Method for Radioactive Contaminant
著者 (2件):
資料名:
号: 47  ページ: 111-116  発行年: 2017年05月31日 
JST資料番号: X0305B  ISSN: 1884-4456  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・廃炉作業を行う工程において原子炉冷却水を取り出すことが必要となり,BWR(Boiling Water Reactor:沸騰水型原子炉)の冷却水やPWR(Pressurized Water Reactor:加圧水型原子炉)の一次冷却系循環水中にはクラッド(Crud)と呼ばれる配管金属材料の腐食によって発生する腐食生成物が放射化されて存在。
・これらのクラッドは常磁性や強磁性の磁気的性質を示すため,本研究では高温高圧流体中に混入しているクラッドを直接ろ過できる方法として,高勾配磁気分離法を提案し,基礎的な実験を行い,その適用可能性について検討。
・高勾配磁気分離(HGMS :High Gradient Magnetic Separation)は,外部から印加した磁場中に強磁性材料でできたフィルター(強磁性細線)を配置することにより,高勾配磁場(高磁場勾配)を形成させることで,強い磁気力を発生させ,強磁性細線表面で粒子を捕捉する手法。
・磁気分離装置には最大表面磁束密度1.35T(磁場領域 5mm×500mm)の永久磁石(Nd2Fe14B)回路を用い,内径4.6mmのガラス管内に線径0.1mmの強磁性細線(SUS430製)を充填し,高勾配磁気分離(HGMS)流路とし,ヘマタイトと蒸留水の懸濁液(12.5ppm)を攪拌機で攪拌しながら,定量送液ポンプで磁気分離流路に送液。
・ヘマタイトの分離率と流速変化の関係との実験結果は,流速を速くすることで分離率が低下し,計算結果の傾向と概ね一致していることが確認され,12.5ppmでは流速に0.1m/sにて83%の分離が可能。
・実際の発電所の配管に本技術を適用しようとした場合には,高速大量処理と連続運用を考慮した場合には,磁気分離装置の磁場発生源として広域に強い磁気力を発生可能な超電導磁石を用いる必要があり,フィルタの形状やフィルタの洗浄システムについての検討が必要。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
放射性廃棄物  ,  原子炉冷却系  ,  ろ過,遠心分離 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る