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J-GLOBAL ID：201702229891202398   整理番号：17A0443647

PRIの季節変化の複数の駆動因:光合成との関係2林分レベル【Powered by NICT】

Multiple drivers of seasonal change in PRI: Implications for photosynthesis 2. Stand level

著者 (3件)： Gitelson Anatoly A. (Faculty of Civil and Environmental Engineering, Israel Institute of Technology, Technion City, Haifa, Israel) ,  Gamon John A. (Departments of Earth & Atmospheric Sciences and Biological Sciences, 1-26 Earth Sciences Building, University of Alberta, Canada) ,  Solovchenko Alexei (Department of Bioengineering, Faculty of Biology, M.V. Lomonosov Moscow State University, 1/12 Leninskie Gori, Moscow, Russia)
資料名： Remote Sensing of Environment  (Remote Sensing of Environment)
巻： 190  ページ： 198-206  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0252B  ISSN： 0034-4257  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,林分レベルの光化学反射率指数(PRI)とキャノピー構造/色素プールと同様に,季節的または個体発生的時間枠に焦点を当てて光合成有効植生の光利用効率(LUE)間の関係を調べることであった。PRIは,短い(例えば日)の時間枠に於けるキサントフィルサイクルとLUEを評価する手段として設計した,長い,季節的時間枠に於けるPRIの運転者,特に異なる光合成経路あるいはキャノピー構造を持つ作物を検討した研究はほとんどない。,著者らの目的は,光合成経路,葉構造とキャノピー構造で対照的な二作物,トウモロコシ(C_4)およびダイズ(C_3)の季節的時間スケールでPRI応答のドライバーを定量化し理解することであった。両作物では,PRIは緑色LAI(R~2>0.90)と林分のクロロフィル(Chl)含有量(R~2>0.93)に非常に密接に関係している。,栄養および生殖,異なる生物季節学段階における関係の勾配は実質的に異なる(栄養成長期における小さい3倍)。この相違の主な原因は,土壌/残基背景の高いPRI値であった。PRIは,完全な成長季節にわたる林分葉面積指数(LAI)と林分Chl含量の変化の高感度指標であったが,LUEに敏感ではなかった;LUEはトウモロコシのPRI変動の12%以下を説明し,ダイズの19%であった。葉レベルPRIとは異なり,林分レベルPRIはCar/Chl比に関連した明らかでなかったが,おそらくキャノピー構造(Chlと葉面積指数(LAI)に影響する林分)の大きな変化は,この時間枠でPRIに支配的な影響を持つからである。PRIと林分Chl含有量の間だけでなく成長サイクル上のPRIとクロロフィル関連植生指数の間の強い関係は,応力の周期に関係している可能性が最も高いPRIの成分を明らかにするために測定されたPRIから林分Chl含量の影響を差し引くことを可能にした。しかし,長期PRI記録からChl効果の正確な減算のための,PRI林分Chl関係の「自然な」変動と同じ種の異なる品種および異なる種の林分Chl含有量推定に関連した不確実性の思慮深い研究が必要である。林分レベルPRIと林分葉面積指数(LAI)とChl含有量間の強いリンクと季節的および個体発生的時間スパンPRIとLUE間の明確な関係の欠如に於ける知見は,PRIとLUEまたは光合成活性のより注意深い評価の必要性を示唆した。特に,対照的な植生タイプにおける短期(例えば日)と長期(季節的)色素,PRI,および光合成応答を対比する研究は,異なる時空間スケールに含まれる異なる機構を明らかにする必要がある。これらの知見は,リモートセンシング,それらの多くは光合成活性の指標としてPRIに依存しているから光合成生物季節学を監視するための試みのための重要な意味を持つ。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 反射率 ,  *光合成 ,  ダイズ ,  キャノピー ,  *林分 ,  品種 ,  リモートセンシング ,  葉面積指数 ,  不確実性 ,  個体発生 ,  *季節的変動
準シソーラス用語： 葉面積 ,  植生指標 ,  フェノロジー ,  光利用効率 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： クロロフィル ,  カロチノイド ,  キサントフィルサイクル ,  葉面積

分類 (1件)： リモートセンシング一般  (AD04000L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 季節変化 ,  光合成 ,  林分