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J-GLOBAL ID：201702230058138989   整理番号：17A0546175

DNA結合ドメインを有する蛋白質ポリマーによる広範なDNAテンプレートの正確なコーティング

Precise Coating of a Wide Range of DNA Templates by a Protein Polymer with a DNA Binding Domain

著者 (8件)： HERNANDEZ-GARCIA Armando (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  ESTRICH Nicole A. (North Carolina State Univ., North Carolina, USA) ,  WERTEN Marc W. T. (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  VAN DER MAAREL Johan R. C. (National Univ. Singapore, Singapore) ,  LABEAN Thomas H. (North Carolina State Univ., North Carolina, USA) ,  DE WOLF Frits A. (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  STUART Martien A. Cohen (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  DE VRIES Renko (Wageningen Univ., Wageningen, NLD)
資料名： ACS Nano  (ACS Nano)
巻： 11  号： 1  ページ： 144-152  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： W2326A  ISSN： 1936-0851  CODEN： ANCAC3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究において著者らは,天然型DNAの結合領域における高い特異性および高親和性に加え,非構造化長鎖領域を利用することで,DNA折り紙ナノ構築物を含む,広範かつ多様なタイプのDNAテンプレート類を対象として,結合およびコーティングの制御を試みた。著者らは,設計した蛋白質C8-B^Sso7dの結合特性を用いることで,剛性,界面化学,酵素へのアクセス性などのDNAテンプレートの物理的-化学的諸特性の制御が可能であることを示した。非特異的かつ静電的に結合するC4-B^K12蛋白質ポリマーとは異なり,C8-B^Sso7d蛋白質ポリマーのSso7d DNA結合領域は,より低い蛋白質濃度において安定なコーティングが可能であるという利点を有し,ssDNAや高次コイルpDNAテンプレートにおける分子内架橋を防ぎ,DNA折り紙ナノ構造形状を保存することが可能であることがわかった。BSso7d領域は,負に荷電した他の表面や高分子電解質との,望ましくない分子クロストークに対する感受性がかなり弱いという利点も確認された。さらに,BSso7d自体の安定性は極めて高く,DNAを安定化し熱変性を防ぐ効果も有していた。

シソーラス用語： 結合 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *結合部位 ,  *タンパク質 ,  重合体 ,  *被覆 ,  型枠 ,  板 ,  *酵素 ,  *界面化学 ,  *剛性 ,  *DNA【核酸】 ,  超螺旋 ,  高分子電解質 ,  クロストーク ,  親和性 ,  性質
準シソーラス用語： DNA結合 ,  *DNA結合ドメイン ,  *pDNA ,  アクセス ,  *コーティング ,  テンプレート【型板】 ,  結合領域 ,  高次コイル ,  特異性

分類 (5件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  生物学的機能  (EB04020F) ,  分子化合物  (CE02000C)

タイトルに関連する用語 (6件)： DNA結合ドメイン ,  蛋白質 ,  ポリマー ,  DNA ,  テンプレート ,  コーティング