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J-GLOBAL ID:201702230101108580   整理番号:17A0552116

ナトリウムイオン電池用ヘキサシアノメタラート 電子スピンのコンフィギュレーションを用いる高酸化還元電位への洞察

Hexacyanometallates for sodium-ion batteries: insights into higher redox potentials using d electronic spin configurations
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号: 16  ページ: 10443-10452  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ありきたりのNaMO2の系と比べて,ヘキサシアノメタラート化合物の異常な酸化還元機構を根本から解明するべく第一原理計算と実験とに基づいて検証した。理論計算からはNa2Fe2(CN)6中と同じ酸化状態(Fe2+)でシアニド基(-CN)が配位したFeイオンの低スピンと高スピンの各状態を同定した。遷移金属(TM)の結晶場理論(CFT)に基づいた電子スピンの立体配置の位置依存性を考慮に入れ,Na2Fe2(CN)6とNa2Mn2(CN)6を用いて熱力学的な混合エネルギーを計算することでNa2Fe2(CN)6の熱力学的安定相を決定した。八面体(即ちFe(CN)6とMn(NC)6)構造が原因の多数の原子配置と格子定数の内Na2Fe2-xMnx2(CN)6の相安定性はTMの電子構造とスピン状態とに大きく依存する。部分状態密度(PDS)と空間電子分布とから安定層中の低スピン状態(t)にあるFe2+と高スピン状態(t及びe)にあるMn2+とがNa+を取り去るとNa2Fe2(CN)6に比べて高い酸化還元電位(~3.55eVvs.Na/Na+)になる。加えて高スピン状態のMn2+のイオン半径が大きいためにNa2Fe2-xMnx2(CN)6のx=0からx=1迄の格子定数が増加する。他方,Na2Fe2Mn(CN)6の最不安定相中の高スピン状態(t及びe)のFe2+と低スピン状態(t)のMn2+とはより低い酸化還元電位を持つであろう。TMのスピンの立体配置と酸化還元電位及びCFTとの根本的な相関に基づき,二次電池システム用の高エネルギー密度インターカレーション化合物の材料設計の概念を示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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電気化学反応  ,  二次電池  ,  鉄の錯体 
タイトルに関連する用語 (5件):
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