抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プラズマ切断機のノズルには冷却水路が設けられており,水冷の良否が寿命に影響する。また,ノズルの先端から母材までの最短距離である寄付き性を縮めることは切断品質の向上に寄与する。本稿では,寄付き性を改善した上で,寄付き性と相反する冷却能力を最適化した新ノズルの品質工学による設計について述べた。具体的には,1)冷却システムの機能の検討(信号因子Mと出力yの定義,誤差因子,制御因子,標示因子,評価方法),2)パラメータ設計による冷却システムの最適化(SN比と感度の計算,実験結果と確認実験,各制御因子の考察),3)新型ノズルの設計と性能評価,について述べた。各制御因子の冷却に対する効果を定量的に評価したことで,寄付き性を決める制御因子(因子H:制御径,因子C:先端~冷却水距離)を決定し,他の因子は冷却能力にとって最適な選択をすることができ,設計したノズルは耐久試験によりその性能が確認され市場に投入された。