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J-GLOBAL ID：201702230226735112   整理番号：17A0986156

質量分析に基づくグリカンプロファイリングのためのワンポットシアル酸誘導体化を用いたシアル酸結合異性体の識別

Differentiation of Sialyl Linkage Isomers by One-Pot Sialic Acid Derivatization for Mass Spectrometry-Based Glycan Profiling

著者 (6件)： NISHIKAZE Takashi (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN) ,  TSUMOTO Hiroki (Tokyo Metropolitan Inst. of Gerontology, Tokyo, JPN) ,  SEKIYA Sadanori (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN) ,  IWAMOTO Shinichi (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN) ,  MIURA Yuri (Tokyo Metropolitan Inst. of Gerontology, Tokyo, JPN) ,  TANAKA Koichi (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 89  号： 4  ページ： 2353-2360  発行年： 2017年02月21日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質に結合する糖鎖は,生物的に重要な役割を果たしているために,その構造分析法の開発は多く行われてきた。しかし,糖鎖の非還元末端に結合するシアル酸は,安定性が低いこともあり,そのα2,6-およびα2,3-結合を識別することは難しい。本研究では,糖鎖の誘導体化により,質量分析により,これらのシアル酸の結合様式を識別する方法を開発した。ここでは,蛋白質から酵素的に切り出した糖鎖を,ヒドラジンビーズにより精製し,ワンポットで,イソプロピルアミド化とメチルアミド化の2段階反応を行い,アルキルアミド化する。この反応により糖鎖に結合するアルキル基の長さは,シアル酸のα2,6-およびα2,3-結合により異なったものとなるため,これら2種の結合様式を区別できる。本方法を,ヒト血漿中のN-グリカンのプロファイリングに適用し,その有効性を確認した。

シソーラス用語： 分析 ,  ワンポット合成 ,  *誘導体化 ,  アミノ糖 ,  ケトース ,  デオキシ糖 ,  異性体 ,  *構造解析 ,  ヒドラジン誘導体 ,  粒状材 ,  アミド化 ,  グリコシド ,  多糖類 ,  血漿 ,  ヒト ,  糖タンパク質 ,  *レーザ脱離質量分析 ,  判別分析 ,  化学反応 ,  依存性 ,  *糖鎖プロファイリング ,  シアル酸類 ,  *糖鎖構造解析 ,  N-グリカン ,  有機化学反応 ,  構造依存性 ,  *TOF-MS
準シソーラス用語： *飛行時間型質量分析法

分類 (3件)： 有機物質の物理分析一般  (CC03031B) ,  反応に及ぼす構造の効果  (CF02110Z) ,  糖質・糖鎖一般  (EB06010I)

タイトルに関連する用語 (6件)： 質量分析 ,  ポット ,  シアル酸誘導体 ,  シアル酸 ,  異性体 ,  識別