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J-GLOBAL ID:201702230271388583   整理番号:17A1382955

コムギROP蛋白質はリグニン代謝を介した防御応答を調節する【Powered by NICT】

Wheat ROP proteins modulate defense response through lignin metabolism
著者 (4件):
資料名:
巻: 262  ページ: 32-38  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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ROPは,植物に存在する一意的に低分子量GTP結合蛋白質のサブファミリーである。は様々な発生過程を調節する多用途分子スイッチとして作用する。ROP蛋白質は防御応答に影響することが報告されているが,その正確な機構は完全には理解されていない。ここでは,コムギにおけるROPメンバーが見いだされた三コムギROP蛋白質の機能を調べた。RT-PCRの結果はTaRac1の発現は赤さび病感染後の急速および強力に誘導されたことを示した。TaRac1は酵母ハイブリダイゼーションアッセイにおけるTaCCRと相互作用した。タバコにおけるTaRac1の過剰発現は,CCRとCAD遺伝子発現を促進し,総リグニン含量とシナピルリグニン割合を増加させ,タバコ疫病と細菌萎凋病に対する抵抗性を増強した。とは対照的に,TaRac3とTaRac4はTaCCRと相互作用することを示さなかった。TaRac3とTaRac4の過剰発現はリグニン遺伝子発現とリグニン蓄積を増加させなかった。TaRac1とは異なり,TaRac3の過剰発現は,疫病,青枯病病原体の両方に対する感受性を増加させたが,TaRac4の過剰発現は耐病性に影響を示さなかったが,タバコ苗の根成長を促進した。これらのデータをまとめると,II群でTaRac1は主に,病原体抵抗性で観察された役割に責任を持つリグニン代謝の調節に関与することを示唆した。TaRac3とTaRac4は防御応答において小さな役割を果たしているが,植物発生過程における調節に作用する可能性がある。これらの結果は,植物防御経路におけるROPの複雑さと多様な機能を明らかにした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
分類
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遺伝子発現  ,  植物の生化学  ,  遺伝子操作  ,  菌類による植物病害 
タイトルに関連する用語 (5件):
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