抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】オボアルブミン(OVA)によって誘発されたアレルギー性マウスモデルにおける多価不飽和脂肪酸(PUFA)代謝の変化を観察する。【方法】24匹の雌性ラット(21日齢)をn-3PUFAで飼育し,ランダムにブランク群,OVA群およびPBS群に分け,各8匹のラットを無作為に2群に割り付けた。実験1日目に、空白群の心臓を採血し、屠殺した。実験1日目と15日目に、OVA群には50μgのOVAと1.3mgの水酸化アルミニウムゲルを含むPBS 0.2mLを腹腔内注射し、PBS群にはPBSを腹腔内注射した。実験の第29~39日に、OVA群は50 mg OVAを含むPBS 0.3 mLを毎日胃内投与し、計6回行った。PBS群にはPBSを胃内投与した。実験の39日後に,OVA群とPBS群において,心臓を採血し,空腸組織と脾臓組織を採取した。OVAアレルギーのマウスモデルは,成功裏に確立された判定基準によって確立された。胃内投与後のマウスの下痢状況を観察し、空腸組織切片に対して形態学的観察(HE染色)と肥満細胞計数(トルイジンブルー染色)、血清sIgEレベル測定(ELISA法)、脾臓組織中のIL-4とIFN-γの測定(ELISA法)を行った。各群のマウス血清中の脂肪酸を抽出し、液体クロマトグラフィーを用いてα-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、アラキドン酸(AA)とリノール酸(LA)のレベルを測定した。【結果】(1)OVAによって誘発されたアレルギー性マウスモデルを確立することに成功した。PBS群と比較して,OVA群における急性下痢は,胃内投与後に発生した。多くの炎症性細胞浸潤があり,細胞は脱顆粒し,肥満細胞の数は増加し,肥満細胞の数は増加した(P<0.05)。IL-4およびIL-4/IFN-γの血清中濃度は,血清OVA-sIgEレベルおよび脾臓細胞培養上清において増加した(P<0.05)。2)PBS群における血清DHA,EPAおよびLAレベルは,ブランク群におけるそれらより低く,AA群における血清中DHA濃度は,PBS群におけるそれより有意に低かった(すべてのP<0.01)ことが示された,そして,OVA群における血清DHAレベルは,PBS群におけるそれより低かった。結論:OVAアレルギーマウスにおいて、DHAの低下を主とする脂肪酸代謝の乱れが現れたことが示唆された。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】