文献

J-GLOBAL ID：201702230603239051   整理番号：17A1484299

水溶液塩素化におけるソタロールの運命:動力学,機構と生態毒性評価【Powered by NICT】

The fate of sotalol in aqueous chlorination: Kinetics, mechanisms and ecotoxicity assessment

著者 (2件)： Khalit Wan Nor Adira Wan (Department of Chemistry, Faculty of Science, University of Malaya, 50603 Kuala Lumpur, Malaysia) ,  Tay Kheng Soo (Department of Chemistry, Faculty of Science, University of Malaya, 50603 Kuala Lumpur, Malaysia)
資料名： Ecotoxicology and Environmental Safety  (Ecotoxicology and Environmental Safety)
巻： 145  ページ： 214-220  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0825B  ISSN： 0147-6513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 未代謝医薬品はしばしば水処理施設に入り,種々の処理プロセスに曝露した。これら水処理プロセスの中で,殺菌は病原体を除去するための化学的酸化の適用を含むプロセスである。一次および二次処理から未処理製剤は殺菌中の化学的酸化プロセスに曝される可能性がある。本研究は,塩素化プロセス中のソタロールの分解の速度論と機構を検討した。主な反応性酸化剤として次亜塩素酸(HOCl)と塩素化は最も一般的に使用される消毒方法の一つとして知られている。pHが6から8に増加したとき,ソタロールと利用可能な遊離塩素(FAC)の間の反応に対する二次速度定数は60.1~39.1M~ 1分~ 1減少することが分かった。この結果は,主にpHの増加とともにHOCl濃度の減少に起因した。実際の水試料では,有機物含有量の高い量の存在は,ソタロールの除去における塩素化の効率を低下させることが分かった。この結果は,ソタロールが塩素処理中にHOClと反応する天然有機物質と競合することを示した。FAC曝露の24時間後,ソタロールは三つの安定な変換副産物を生成することが分かった。これら副生成物は主に塩素化化合物。ECOSAR計算機プログラムを用いて計算した急性および慢性毒性によると,変換副産物であるソタロールよりも有害である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 殺菌 ,  有機物 ,  病原体 ,  *水溶液 ,  塩素処理 ,  速度論 ,  代謝 ,  *塩素化 ,  反応性 ,  水処理施設 ,  水処理 ,  水試料 ,  アルコール ,  脂肪族化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホンアミド ,  第二アミン
準シソーラス用語： 天然有機物 ,  *生態毒性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 遊離有効塩素 ,  医薬品 ,  水処理 ,  殺菌 ,  変換副産物 ,  β遮断薬

分類 (4件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  植物に対する影響  (EE05030G) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

物質索引 (1件)： ソタロール

タイトルに関連する用語 (6件)： 水溶液 ,  塩素化 ,  ソタロール ,  動力学 ,  生態 ,  毒性評価