抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,質の異なる設計工学とデザイン学の領域を対象として,包括的な視点に基づく両者の比較分析を行い,それぞれの特徴と両分野の研究課題を概説した。比較分析の対象は,実務の基盤となる研究を対象とし,設計工学領域とデザイン学領域の論文より抽出した。また,包括的な観点から各デザインを表現可能な多空間デザインモデルを用いて設計工学領域とデザイン学領域における研究論文の特徴把握を行い,両者の特徴を比較するとともに,シナジー創出に向けた新たな研究課題を抽出した。思考空間において,デザイン要素の集合をデザイン空間として表現しており,多空間デザインモデルにおける思考は,工学設計やデザインにおける行為を表しており,空間内モデリングと空間間モデリングから構成されると述べ,多空間デザインモデルにおける知識空間は,両者の質を表す客観的知識と主観的知識から構成されると説明した。