抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:甲状腺癌組織における高移動度タンパク質(HMG)B1、核因子(NF)-κB p50の発現と関連性を検討する。方法:当病院の甲状腺乳腺外科の2014年3月から2016年3月までに収集した100例の甲状腺癌組織標本を選択し、また同時期に収集した腺腫組織20例、甲状腺腫組織20例、正常組織20例を対照とした。HMGB1およびNF-κB p50の発現を,免疫組織化学的SP法によって検出した;そして,それらの発現は,免疫組織化学によって検出された。【結果】甲状腺癌組織におけるHMGB1およびNF-κB p50の発現は,腺腫組織,甲状腺腫組織および正常組織におけるそれらより有意に高かった(P<0.05)。甲状腺癌組織におけるHMGB1、NF-κB p50の陽性発現は性別、年齢、組織のタイプと関係がなく(P>0.05)、腫瘍の直径、リンパ節転移と関係がある(P<0.05)。甲状腺癌組織におけるHMGB1の発現はNF-κB p50発現と正の相関があった(Rs=0.743,P=0.000)。結論:甲状腺癌組織におけるHMGB1、NF-κB p50は異常発現を呈し、その発現レベルは腫瘍直径、リンパ節転移と関係があり、HMGB1、NF-κB p50の高発現は甲状腺癌の発症と関連する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】