文献

J-GLOBAL ID：201702230752221903   整理番号：17A0211280

平成28年熊本地震における伝統的木造建築物の被害調査

著者 (2件)： 佐藤弘美 (東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門) ,  腰原幹雄 (東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門)
資料名： 生産研究  (Journal of Institute of Industrial Science, the University of Tokyo)
巻： 68  号： 6  ページ： 431-435(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0185A  ISSN： 0037-105X  CODEN： SEKEAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成28 年(2016 年)熊本地震により木造住宅が甚大な被害を受けた.本研究室では,被害調査を実施しており,木造住宅の被害の傾向および伝統木造建築の構造調査の結果を示す.熊本市以南,特に益城町を中心に木造住宅の甚大な被害が確認された.破壊パターンは倒壊,1 階崩壊による破壊が多く認められた.熊本市内では伝統木造建築の被害が散見され,1 階の層変形などの被害が多くみられた.一方西原村では住宅被害だけでなく地盤被害も多く確認された.詳細調査を実施した伝統木造町家建築では,短辺方向に耐力要素が少なく南東方向への残留変形が非常に大きかった.しかしながら倒壊には至っておらず,今後はその要因分析が必要と考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *大地震 ,  熊本県 ,  *木構造 ,  *歴史的建造物 ,  *災害調査 ,  *木造住宅 ,  破壊モード ,  水平変位 ,  崩壊 ,  地盤沈下 ,  耐力壁 ,  残留歪 ,  2016年熊本地震
準シソーラス用語： 平成28年熊本地震

分類 (2件)： 各種建築物一般  (RB05010O) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (3件)：

• 1) 気象庁ホームページ: http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/suikei/201604160125_741/201604160125_741_2.html
• 2) 地震調査研究推進本部地震調査委員会,平成28年(2016年)熊本地震の評価,2016.05.13
• 3) 熊本県災害対策本部:平成28(2016)年熊本地震等に係る被害状況について【第170報】,2016.08.31,16時30分発表

タイトルに関連する用語 (4件)： 平成28年熊本地震 ,  伝統的木造 ,  建築物 ,  被害調査