抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】直径≦2cmの腎結石の治療における尿管鏡結石摘出術(FURL)と経皮的腎結石摘出術(PCNL)の臨床的有効性と安全性を比較する。方法:当院の2013年6月から2016年6月までに治療した腎結石患者110例を回顧性分析し、その中に輸尿管鏡砕石砕石術(FURL群)で治療した患者70例、経皮的腎結石摘出術(PCNL群)で治療した患者40例を対象とした。両群の術中及び術後の各指標、術後の腎機能及び生体のストレス反応状況の差異を比較した。結果:FURL群患者の術後入院時間(5.6±1.3)はPCNL群(8.3±1.9)日より明らかに短く、FURL群患者の術中出血量は明らかに少なかった(8.1±1.5ml vs 79.1±13.2ml)。同時合併症の発生率(9.3%)はPCNL群(18.9%)より明らかに低く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)が、両群の手術時間と結石除去率には有意差がなかった(P>0.05)。両群患者の術後12時間の血清NGALレベルはピーク値に達し、FURL群術後72時間に術前レベルまで低下したが、PCNL群は術前レベルより高かった(P<0.05)。両群患者の術後24時間の血清Cys-Cレベルはピーク値に達し、PCNL群術後72時間に術前レベルまで低下したが、FURL群は術前レベルより高かった(P<0.05)。手術後2,12,24,48,72時間の血清IL-6とIL-10のレベルは術前より高く(P<0.05),術後2時間の血清IL-6とIL-10レベルは術前より明らかに高く,その後ゆっくりと低下した(P<0.05)。同時に、FURL群の血清IL-6、IL-10のレベルは術後の各時期にPCNL群より低かった(P<0.05)。結論:FURLとPCNLはいずれも腎結石を治療する有効な手段であるが、直径≦2cmの腎結石に対して、FURLは術中と術後の治療効果、予後及び安全性においてPCNLより優れており、臨床において広く普及する価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】