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J-GLOBAL ID:201702230815082300   整理番号:17A0591830

生体適合性のためのTiO2バリア型酸化膜上に合成した超微細HApナノ粒子

Ultra-Fine HAp Nanoparticles Synthesized Onto TiO2 Barrier-Type Oxide Film for Biocompatibility
著者 (7件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3903-3908  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本論文の目的は,ヒドロキシアパタイト(HAp)およびゼオライトを含む混合電解質において陽極酸化したTiO2バリア酸化膜上の超微細HApナノ粒子の合成に関する情報を提供することである。著者らは,超微細HApナノ粒子の生体適合性に関する基本的な条件を明らかにするため,そのアパタイト形成能力を擬似体液(SBF)で調べた。著者らがTiO2バリア型酸化膜上に合成した球状突起は,特異的な性質を有する,7~10nmサイズの超微細HApナノ粒子で構成されていた。また,観測した断面積のナノ構造から,超微細HApナノ粒子を含むTiO2バリア型酸化膜は,層状構造で密接に接続していた。さらに,TiO2バリア酸化膜上に合成したHAp元素の相対強度の結果から,Ca/Pのモル比は約1.615であった。これは,Ca10(Po4)6(OH)2におけるCa/Pモル比:1.67と非常に近かった。SBFにおける6および8日の浸漬後,球状突起(HApナノ粒子)は粒状構造でほぼ覆われ,表面により多くのマイクロクラックを示した。TiO2バリア酸化表面から周囲のSBFへイオンが拡散するため,SBFでの浸漬日数が進むと,マイクロクラックはさらに多く現れた。そのHAp被覆のCa/P原子比率は,正確に1.67であった。これは,HAp(Ca10(Po4)6(OH)2)の化学量論的組成から期待された通りであった。TiO2バリア酸化膜上に合成した超微細HApナノ粒子は,生体適合性に対して実に効果的であった。
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その他の無機化合物の薄膜 

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