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J-GLOBAL ID:201702230839633723   整理番号:17A1344012

抗菌薬物担体としての非細胞毒性ポリカプロラクトン-polyethyleneglycol-ε-ポリ(L-リシン)トリブロック共重合体合成と自己集合【Powered by NICT】

Noncytotoxic polycaprolactone-polyethyleneglycol-ε-poly(l-lysine) triblock copolymer synthesized and self-assembled as an antibacterial drug carrier
著者 (3件):
資料名:
巻:号: 63  ページ: 39718-39725  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7055A  ISSN: 2046-2069  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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新規生分解性及び非細胞毒性ポリカプロラクトン-polyethyleneglycol-ε-ポリ(L-リシン)(PCL PEG EPL)トリブロック共重合体を,開環重合および容易なカップリング反応の組み合わせにより合成した。トリブロック共重合体は,水溶液中でベシクルへと自己集合でき,PCLは小胞膜を形成するが,PEGとEPLブロックは小胞コロナを構成している。原子間力顕微鏡(A FM)および透過型電子顕微鏡(TEM)は,その小胞構造を証明した。ε-ポリ(L-リジン)の優れた抗菌能力は,小胞は大腸菌(グラム陰性)及び黄色ぶどう球菌(グラム陽性)の両方に対して良好な抗菌活性を持つ,最小発育阻止濃度(MIC)は62.5μg/mL~( 1)であった。さらに,抗菌ペプチドの殺菌機構は,抗生物質耐性細菌を産生する回避可能性がある。に加えて,細胞生存率アッセイはトリブロック共重合体は試験した濃度1000μg/mL~( 1)までの細胞毒性を示さないことを示した。共重合体ベシクルは高い選択性を持つ(1000/62.5)。DOX薬物負荷と放出プロファイルは,トリブロック共重合体ベシクルは薬物放出能を持つことを示唆した。同時に,in vitro酵素的生物分解実験は,トリブロック共重合体ベシクルは脂質酵素の存在で分解できることが分かった。すべてのこれらの結果は,抗菌活性(抗生物質耐性なし)を示し,非常に低い細胞毒性を有するこれらの多機能トリブロック共重合体ベシクルは,抗生物質の有望な代用となれることを示した。添加では,その薬物送達容量による抗がん剤の「腕」デリバリーテンプレートとして用いることができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子固体の構造と形態学  ,  共重合  ,  コロイド化学一般  ,  高分子と低分子との反応  ,  高分子溶液の物理的性質 

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