文献

J-GLOBAL ID：201702230890769366   整理番号：17A0573330

労働力調査における継続標本を用いた複合推計

著者 (1件)： 尾中裕一 (総務省 統計局)
資料名： 統計研究彙報  (統計研究い報)
号： 74  ページ： 103-117  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： F0347A  ISSN： 1348-9976  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 労働力調査は,時系列比較の安定性のため,標本抽出の方法において様々な工夫を行っている。一方,米国の雇用統計(Current Population Survey(CPS))では,標本設計上の措置に加え,「継続サンプル」の情報を用いた複合推計(AK composite estimator,AK推計)により,前月差の精度向上を図っている。本稿では,就業者数及び完全失業者数をAK推計により算出し,比推定値に含まれる短周期の変動が軽減されることを示す。また,AK推計のパラメーターの選定をブートストラップ法で行い,CPSの手法との比較を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *労働力 ,  *調査 ,  *時系列分析 ,  *標本抽出 ,  *試料 ,  *比率 ,  モデル ,  就職 ,  失業 ,  雇用
準シソーラス用語： *サンプル ,  *継続割合 ,  失業率 ,  就業率 ,  推計モデル

分類 (1件)： 職務・職能管理一般  (KA04010X)

引用文献 (11件)：

• 大島敬士 (2016) 「家計調査結果における消費支出等の基調の把握に資する推計方法の検討」 『統計研究彙報』 第73号, 93~110頁
• 塩谷匡介、肥後雅博 (2009) 「「労働力調査」の標本誤差と非標本誤差-家族従業者の短期の変動(振れ)やバイアスに関する考察を中心に-」 『日本銀行ワマキングペーパーシリーズ』 09-J-3
• 総務省統計局 (2015) 『労働力調査の解説』
• 総務省統計局 (2013) 『労働力調査 標本設計の解説』
• 高部勲 (2004) 「各種小地域推定手法の労働力調査への適用」 『統計研究彙報』 第61号, 111~133頁

タイトルに関連する用語 (4件)： 労働力 ,  調査 ,  継続 ,  標本